アフリカでサファリをするには?タンザニアの行き方と準備ガイド

f:id:fullofwanderlust:20180110200757j:image

アフリカでサファリをしてみたいけど、どうしたら行けるのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

最も素晴らしいサファリができると評判のタンザニアに行くための予算、ビザ、予防接種、航空券やサファリの手配、服装、持ち物などを紹介します。

 

 

 

なぜタンザニア?

ケニア・タンザニアは、最もサファリらしいサファリができる場所です。

サファリができる国はたくさんあります。南アフリカのラグジュアリーなサファリ、ボツワナのボートサファリ、ナミビアの砂漠地帯でのサファリなど、それぞれ個性的なサファリを体験できます。

ですがどこまでも続く大平原と、それを埋め尽くすヌーの群れのように、アフリカと聞いて連想する光景や、肉食獣によるハンティングを比較的容易に見られるのは、ケニア・タンザニアです。

 

ケニアかタンザニアか

タンザニアで最もおすすめなのがセレンゲティ国立公園、ケニアで最もおすすめなのがマサイマラ国立保護区です。この2つは隣り合っていて、動物達が自由に行き来しているため、どちらに行っても見られる動物の種類はほとんど変わりません。2つの違いは、

マサイマラ国立保護区(ケニア)

  • 街からのアクセスが良い
  • 敷地が広過ぎないので効率よく回れる
  • 敷地が狭いぶん混雑しやすい
  • ヌーの大群が訪れるのは夏
  • タンザニアに比べて結構安い

 

セレンゲティ国立公園(タンザニア)

  • 敷地が広く雄大な景色を楽しめる
  • 敷地が広いので混雑しにくい
  • 敷地が広過ぎて移動に時間がかかる
  • ヌーの大群が1年の大半を過ごす
  • ケニアに比べて結構高い

 

とにかく大自然を体感したいならタンザニア、コスパ・効率重視ならケニアだと思います。

動物のいる場所は季節によって変わるので、旅行の時期も考慮に入れて、どちらにするか決めると良いと思います。

ヌーの大群は、1年かけてタンザニアのセレンゲティを一周していますが、夏になるとマラ川を渡り、ケニアのマサイマラを訪れます。ヌーの動きを考慮したツアーに参加できると、より良いものが見られるはずです。

f:id:fullofwanderlust:20180403203438j:image

 

予算について

サファリはお金がかかります。

時期や日数にもよりますが、どんなに安く手配しても、航空券と合わせて30万円前後はかかります。日本の旅行会社が出しているツアーは40〜70万円ですし、ビジネスクラスや最高級ホテルを利用すればそれ以上になります。

セールなどで安く航空券を購入し、現地でキャンピング・サファリを申し込めば30万円前後に収まるかもしれませんが、治安の問題や、サファリ会社の良し悪しを見極めなければなりません。

実際に行った時は、ビジネスクラスの国際線航空券を購入し、日本人の経営する現地旅行会社にそこそこ良いロッジに滞在する現地ツアーを予めお願いしたところ、

  • 国際線航空券   31万円
  • 現地ツアー代

      (送迎、ロッジ宿泊、食事含む) 36万円

で1人あたり合計67万円、それに加えてビザや予防接種代がかかりました。

 

航空券の手配について

日本からのツアーを利用しない場合、自分で航空券を手配しなければなりません。タンザニアのサファリに便利な空港と、就航する航空会社を紹介します。

 

便利なのはキリマンジャロ空港

タンザニアのサファリの玄関口となる空港は、キリマンジャロ空港、ダルエスサラーム空港、ケニアのナイロビ空港です。

この中で1番利便性が良いのが、キリマンジャロ空港です。他の2つに比べ、セレンゲティへのアクセスが圧倒的に良いです。

 

就航している航空会社

日本からキリマンジャロ空港への直行便はありません。少なくとも1回以上の乗り継ぎが必要です。

乗り継ぎが1回で済む航空会社は以下の4つです。

  • カタール航空
  • ターキッシュエアラインズ
  • エチオピア航空
  • KLM

経由地はそれぞれドーハ(カタール航空)、イスタンブール(ターキッシュエアラインズ)、アディスアベバ(エチオピア航空)、アムステルダム(KLM)です。 

今回は、カタール航空を利用しました。 

 

サファリの手配について

サファリには、キャンプに宿泊するキャンピング・サファリと、ロッジに宿泊するロッジング・サファリがあります。

キャンピング・サファリの場合は、サファリ会社にサファリカーとガイド・ドライバー・コックを手配してもらい、キャンプサイトに泊まりながらサファリをします。

ロッジング・サファリの場合は、サファリ会社にロッジとサファリカーとガイド・ドライバーを手配してもらい、ロッジに宿泊しながらサファリをします。

今回は、予めインターネットで日本人が経営する現地サファリ会社にロッジング・サファリの手配をお願いしました。キリマンジャロ空港到着時の送迎からサファリカーとドライバー、ロッジまで全て手配していただきました。

 

タンザニアサファリの人気エリア

タンザニアのサファリで絶対に行くべき場所は、世界自然遺産にも登録されいるセレンゲティ国立公園です。セレンゲティと同じく世界遺産に登録されているンゴロンゴロ保全地域も人気があります。

 

セレンゲティ国立公園

f:id:fullofwanderlust:20180404133246j:image

セレンゲティとはマサイの言葉で「果てしない平原」です。シマウマやインパラはどこにでもいますし、キリンやゾウにも比較的簡単に会うことができました。
更にライオンの親子、チーターのハンティング、見る事が難しいとされるヒョウにまで遭遇する事ができました。

 

ンゴロンゴロ保全地域

ンゴロンゴロとはマサイの言葉で「大きな穴」です。ンゴロンゴロのサファリでは、クレーターの雄大な景色と、そこに住むライオンやバッファローを見ることができました。

 

ホテルについて

サファリ中は、自然保護区内の宿泊施設に泊まりながら移動します。キャンピング・サファリではキャンプサイトに、ロッジング・サファリではロッジに宿泊します。今回は、サファリ会社にロッジの手配をしていただきました。

タンザニアの保護区には、キャンプサイトや宿泊施設が点在しています。中には大平原の真ん中とは思えないほど豪華なロッジもたくさんあります。

ンゴロンゴロではクレーターを見下ろすように建つロッジ、セレンゲティではインフィニティ・プールから平原を一望できるロッジに泊まりました。

 

予防接種について

タンザニアは、黄熱の流行地域ではありません。

ドーハで乗り継ぐ場合、イエローカードは必要ありません。ナイロビ経由、バンコク経由、黄熱汚染地域を経由する場合はイエローカードが必要です。

ドーハ経由にもかかわらず、賄賂目的でイエローカードを要求されるというケースがあるようすが、特にそういう目には遭いませんでした。

実際に打った予防接種は、腸チフスとA型肝炎とインフルエンザのワクチンです。ワクチンを1つ打つと、次のワクチンを打つまでにしばらく時間を置かなければならないので、計画的に進める必要があります。

現地では、念のためマラリア予防薬を飲んでいました。蚊はサバンナよりも人の住む場所に多いと聞きましたが、時期のせいか天候のせいか、タンザニア滞在中に蚊を見る事はありませんでした。

 

ビザの申請について

ビザの申請は、事前に日本のタンザニア大使館で直接行いました。申請に必要な書類は、大使館のホームページ駐日タンザニア連合共和国大使館に載っています。

大使館で申請手続きを行った後、もし申請内容に不備があれば、24時間以内に大使館から連絡があります。

連絡が無ければ、申請費用を払います。申請費用は、指定された銀行口座に振り込みます。
申請書提出から4営業日以降に、ATMでの振込の控えを持って、ビザの受け取りに行きました。

タンザニア大使館は、用賀の閑静な住宅地の中にあります。駅からは少し遠く、徒歩で片道20分かかりました。

大使館の休みは、基本的には土日、日本の祝日、タンザニアの祝日です。タンザニアの祝日には、月の観測状況によって日付が決まる祝日や、クリスマス休暇もあります。そのような変則的な休みは、大使館のホームページの右側にあるwhat's newに掲載されていました。

 

 

 

持ち物について

 

気候と服装

想像以上に寒いです。薄手の服だけでなく、厚手の上着が必要です。

3月のンゴロンゴロは涼しいです。夜は日本の初冬並みの寒さでした。

3月のセレンゲティは、日中に日が差すととても暑く、じっとしていても汗をかくほどでした。ですが水場付近ではツェツェバエが出るため、半袖の上から薄手の長袖を羽織り、長ズボンを履いていました。

赤は動物が逃げ、黒や青は虫が寄ってくる色だそうです。洋服は、白や明るい茶色など、サファリらしい色が良いとされています。靴はヒールがなく、歩きやすいスニーカーが便利です。

 

双眼鏡は必要か?

双眼鏡は、あった方が絶対に面白いです。

動物観察は、車の屋根を開け、中から行います。

ンゴロンゴロ・クレーターの展望台から動物を探す時、動物の表情をもっとよく見たい時、鳥や虫を見つけた時、いつも双眼鏡を使いました。

倍率は8倍のものを持っていきましたが、ちょうど良かったです。

 

カメラ(コンデジ)について

理想は一眼レフですが、コンデジの場合は、ファインダー付きで、光学高倍率ズームのものがお勧めです。

日差しの強いサバンナでは、液晶モニターは見づらいです。またファインダー越しに比べ、モニター越しでは臨場感に欠けてしまいます。

動物はある程度遠くにいます。ズームで撮影しても、綺麗に撮れるカメラがお勧めです。

コンデジの欠点は、電源を入れ、ズームで調整してからの撮影となるため、シャッターチャンスを逃しやすい事です。何度もズームの調整をしていると、バッテリーの消費も早いです。

 

その他旅情報

 

充電とWi-Fi環境

コンセントは、どこのロッジにもありました。中には世界中のプラグに対応したものを置いているロッジもありました。

泊まったロッジには全てフリーWi-Fiがありました。アルーシャやカラトゥなど町のホテルでは問題なく使えましたが、サファリ中に泊まったロッジではほとんど使い物になりませんでした。

 

ドライバー・ガイドについて

セレンゲティの道は舗装されていません。公園へ向かう途中には、道なき道のような場所が多数あります。雨季には、サファリカーがぬかるみにはまってしまう事もあります。安全なサファリができるのは、ガイド兼ドライバーの知識と運転技術のおかげです。 

動物を自力で見つけるのは非常に難しいです。アフリカ人のガイドは、私達が双眼鏡を使わないと見る事の出来ないほど遠くにいる動物を、裸眼で発見する事ができます。ガイドは、長年の経験と知識、仲間との無線での情報交換を元に、サファリのコースを決めています。

 

水と食事について

タンザニアの水は飲めません。サファリのロッジでは、歯を磨く時もペットボトルの水を使いました。

食事は、朝と夜はホテルのビュッフェ、サファリ中はガイドやホテルが用意したランチボックスを頂きました。

ビュッフェやランチボックスの内容は、欧米向けです。絶品というほどではないかもしれませんが、美味しく頂きました。

 

サファリ中のトイレ事情

セレンゲティ国立公園やンゴロンゴロ・クレーター内にはトイレがあります。トイレに行きたくなったら、遠慮せずに早めにガイドに伝えておくと、タイミングの良い時に連れて行ってくれます。トイレがない時は、サファリカーの陰に隠れて外でする事になります。