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タンザニア「セレンゲティ国立公園」でヒョウに遭遇!行き方、シーズンなどまとめ

セレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)は、世界遺産にも登録されているタンザニアの自然保護区です。広大なサバンナに沈む真っ赤な夕陽、果てしなく続く平原とそこに暮らす動物達は、まさにライオン・キングの世界そのもの。サファリではたくさんの動物を見ることができ、運良くヒョウにも遭遇できました。セレンゲティの行き方、シーズン、ロッジ、実際に出会った動物たちを紹介します。

 

 

 

セレンゲティ国立公園とは

セレンゲティとはマサイの言葉で「果てしない平原」を意味します。その大きさは14,750キロ平方メートル、四国と同じくらいの広さです。野生動物の宝庫であり、100万頭を超えるヌーの生息地として有名で、世界自然遺産にも登録されています。ヌーの大群がサバンナを埋め尽くす光景は壮観でした。

 

行き方

キリマンジャロ空港→(車30分)アルーシャ→(サファリカーで半日)セレンゲティ国立公園

サファリの拠点は、キリマンジャロ空港の側にあるアルーシャという町です。アルーシャにはサファリツアーを行なっている会社がたくさんあるので、ここでサファリツアーを申し込むことができます。

アルーシャからセレンゲティ国立公園までは、車で半日以上かかります。そのため多くのサファリツアーでは、途中でンゴロンゴロやタランギレなど別の自然保護区に寄ります。時間を節約したい人は、キリマンジャロ空港からセスナに乗って直接セレンゲティの中央部「セロネラ」まで行くことも可能です。

通常、サファリツアーとロッジの運営は別々ですが、サファリ会社がツアーもロッジもまとめて手配してくれます。中にはセレンゲティの最高級ロッジ「フォーシーズンズ」のように、ロッジがサファリツアーを行なっていることもあります。 

キリマンジャロ空港までの行き方については、こちらで紹介しています。

 

シーズンとヌーの大移動

セレンゲティのシーズンを左右するのは、天候とヌーの大移動です。

ヌーは、セレンゲティとケニアのマサイマラを半年かけて行き来しています。11〜6月頃はセレンゲティで過ごし、夏になると川を渡りマサイマラに移動していきます。

2〜3月頃は出産・子育てシーズンです。ヌーは緑豊かなセレンゲティ南部で子供を産みます。

4〜5月頃は雨季です。大地がぬかるみ、滑りやすなりますが、緑に覆われた美しい平原を楽しむ事ができます。またオフシーズンのためロッジが安いです。ヌーはセレンゲティの中央部で過ごします。

雨季が終わる6月頃には、ヌーの群れは本格的に移動を始めます。グルメティ川を渡り、乾季の7,8月頃にはケニアとの国境付近にあるマラ川を渡っていきます。

マラ川を無事に渡る事の出来たヌーは、マサイマラ周辺で過ごした後、9月の終わり頃から再びセレンゲティに戻ってきます。

どのシーズンにもそれぞれ良さがあり、特定の時期でないと楽しめないという事はないですが、ヌーの大移動を見たければ、群れの動きに考慮したツアーに参加する必要があります。

今回訪れたのは2,3月だったため、ヌーの群れを見ることができたのはンドゥトゥ〜セレンゲティ南部のみでした。

 

絶景プール付きロッジ「クブクブ・テンデット・キャンプ」

今回泊まったのは、セレンゲティの真ん中セロネラにあるクブクブ・テンデット・キャンプ(Kubu Kubu Tented Camp)です。

キャンプという名ですが実態はロッジです。オープンしたのは2016年。絶景が楽しめ、お部屋が素敵で、スタッフも親切な素敵なロッジでした。

 

ナービ・ヒル・ゲートの動物たち

ナービ・ヒル・ゲートは、セレンゲティ国立公園の玄関口です。セレンゲティでサファリをするには、ここで入園手続きが必要です。

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ガイドが手続きをしている間に、トイレ休憩と周囲を散歩してみました。ナービ・ヒルと呼ばれる岩場を登ると、セレンゲティを見渡す事ができます。


果てしない大平原を突っ切る道は、今まで走って来た道です。

岩の上では、ゴムのおもちゃみたいなトカゲが日光浴をしています。レインボーアガマのオスです。

岩場を降りたらランチタイムです。観光客のおこぼれを小さな動物たちが狙っています。

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アフリカのムクドリ。とてもカラフルです。

 

大平原のヌーとシマウマ

ナービ・ヒル・ゲートを出発し、セレンゲティ中央部に向かってひたすら北上します。
果てしない平原を、ヌーの群れが埋め尽くしています。

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ヌーの群れの中にはシマウマもいます。

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セレンゲティ中央部に近づくにつれて、ヌーもシマウマもいなくなりました。季節ごとに住処を変えるヌーの群れは、今はもっと南にいるのです。

ヌーがいなくなったセレンゲティは空っぽに感じてしまいます。果てしなく続く、空っぽの平原。

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さらに延々と走り続けると、緑豊かなセレンゲティの中心部、セロネラにやってきました。

カバがいます。陸地を歩く姿を初めて見ることができました。

キリンもたくさんいます。

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こちらはインパラ。インパラとガゼルは似ていますが、インパラの方がガゼルより少し大きく、ガゼルは平原、インパラは木のある場所で暮らしています。

ロッジに到着しました。サバンナの真ん中とは思えないほど豪華なロッジです。

 

ビジターセンターとハイラックス

翌日は、早朝からサファリです。

水辺でワニを見つけました。初めて見た野生のワニは、小さくて可愛い子ワニです。

今日はビジターセンターにやって来ました。ここではコピエの周りを歩きながら、セレンゲティの自然やマサイに関する展示を見る事が出来ます。

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ヌーの大移動の説明がありました。

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シマウマやガゼルは、ヌーと共に行動します。集団で行動することで危険をいち早く察知し、襲われる確率を減らしているのです。

これに続くのは、ハゲワシやハイエナです。群れの移動について行けなくなった弱い動物を狙っています。

シマウマは頭が良く、道を覚えているので大移動の先導役です。ただしワニのいる川を渡る際には、ヌーを先に行かせるそうです。

階段にハイラックスがいました。

こう見えてゾウに近い種です。野生ですが、ライオンなどから逃れるためこの岩場に住んでいます。人間の事を全く怖がらず、日向でごろごろしている姿はめちゃくちゃ可愛いです。

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ヒョウに遭遇!

セロネラ中央部の滑走路にやって来ました。セスナを使えば、ここからキリマンジャロ空港に行く事もできます。

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お昼の時間が近づいてきました。

ロッジに戻る道の途中で、サファリカーが大渋滞しています。どうやら木の上にヒョウがいるようです。

突然ヒョウが動き出し、木から飛び降りました。前方にいるサファリカーの間をすり抜けると、草原に向かって駆け出します。どうやら、遠くに大好物のインパラがいたようです。

途中まで追いかけていきましたが、途中で諦めて戻ってくると、今度は水辺で休憩です。

ヒョウを見る事はとても難しいと覚悟していたのですが、こんなに近くで見る事ができて、本当にラッキーでした。

そろそろロッジに戻ります。半分水没した道沿いで、カバが睨みをきかせています。刺激しないように、静かに通り過ぎます。

続いてゾウの大群に遭遇しました。360度見渡す限りゾウの群れ。壮観です。

 

カバの住む池

午後は再びセレンゲティを散策です。

またワニを見つけました。今度こそ大ワニです。

セレンゲティには所々ワニのいる川があり、その上の橋を渡る度にちょっとドキドキします。

カバのプールにやってきました。

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ここはピクニックサイトになっていて、車から降りる事ができます。しばらくここで休憩です。

今日はとても暑いので、水の中はとても気持ち良さそう。

今日のゲームドライブはこれでおしまいです。

帰り道、可愛いカメを見つけました。車に轢かれないように気をつけてね。

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木登りライオンとハイエナ

最終日は、ンゴロンゴロを目指しながらのドライブです。

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今日もカバに会いました。

背中には、陽気な色の鳥が止まっています。

ライオンが草原を横切っていきます。

木の上に仲間がいました。セレンゲティの名物、木登りライオンです。

木の上は、ハエがいなくて快適です。その上見晴らしが良く、獲物も探しやすいのです。あるライオンが木に登るようになり、それがセレンゲティのライオン達に広がったそうで、元々木の上で生活していたヒョウはちょっと迷惑しているのだとか。

ライオンを観察していると、ハイエナがやって来ました。

皆んなライオンに夢中ですが、ハイエナもなかなか可愛いです。

続いてチーターを発見しました。セレンゲティは、最後の最後まで飽きさせません。

それから2時間ほど走り、ンゴロンゴロに戻ってきました。

キリンがいます。なんだか不思議なスケール感です。

茂みからはバッファローの赤ちゃんがこちらを覗いていました。
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まとめ

サファリの人気者を想像以上にたくさん見る事ができ、驚きの連続でした。敷地が広いので、ドライブ自体も楽しいです。
オフロードが禁止されているので、珍しい動物を近くで見られるかどうかは運次第です。とはいえたった3日の滞在でこれだけの体験ができたので、賭けてみる価値は充分にあると思います。