ANAカードを解約すると、自動的にマイレージクラブも退会になります。マイレージクラブを退会すると、貯めたマイルが全て無効になります。せっかく貯めたマイル、無駄にしたくないですよね。
ANAカード解約後もマイルを利用する方法について解説していきます。
必要な手続き
ANAカード解約後もマイルを利用するには、クレジット機能のない「ANAマイレージクラブカード」というカードを作ります。
そして既存のANAカードの口座から、新しい「ANAマイレージクラブカード」の口座にマイルを移行します。
ANAマイレージクラブカードとは
ANAマイレージクラブカードは、クレジット機能の無いカードです。ANAマイレージクラブに新規入会する事で発行されます。
テレフォンカードを更にペラペラにしたような感じです。
カード発行方法とマイル移行
マイレージクラブカードの発行(=ANAマイレージクラブ新規入会)及びマイルの移行手続きは、ANAマイレージクラブ・サービスセンターお問い合わせ | ANAマイレージクラブで行なっています。
受け付けは電話です。電話をすれば、カードの発行もマイルの移行も全てやってくれます。
発行されたANAマイレージクラブカードには、新しいお客様番号(マイレージ番号)が書かれています。
この番号は、今まで使用していたANAカードのお客様番号とは異なる番号です。ANAカードを解約する限り、今までと同じお客様番号を使い続ける事はできません。
新しいお客様番号は、カードが届くまでわかりません。
新しいカードが届くまでに三週間前後かかると案内を受けましたが、実際にはもう少し早く届きました。
カードが届く時には、既にマイルの移行手続きが完了した状態で届きます。
ログインについて
マイルの移行といっても、実質的には口座同士の紐付けです。
ANAカードを解約するまでは、どちらのお客様番号からもログインすることができます。どちらからログインしても、実質的には同じ口座なので、同じマイルが表示されます。
ANAカード解約後は、ANAマイレージクラブカードの口座にマイルが残ります。
マイレージクラブカード到着後、新しいお客様番号でマイレージクラブにログインしてみました。
ログイン時のWebパスワードは、元のお客様番号でログインする時に使うWebパスワードと同じでした。
ANAカードのお客様番号によるログインができなくなったのは、ANAカードの解約手続きから2日後でした。
メインカードについて
マイレージクラブを利用した国際線予約、特典航空券の発券、特典利用者登録は、メインカードからのみ行うことができます。
メインカードは、今回の手続きにより、ANAカードからANAマイレージクラブカードに変更となっていました。
メインカードの確認は、ANAマイレージクラブの「メインカードの変更」というページから見る事ができます。
マイルの加算について
マイルの移行手続き後は、口座同士が紐付けされます。ANAカードの口座にマイルが加算されると、自動的にANAマイレージクラブカードの口座にも反映されます。
ただしANAカードを解約すると、ANAカードのお客様番号は無効になり、紐付けも解消します。
解約手続き中に、航空券を購入する場合
新しいカードが届くまで、新しいお客様番号はわかりません。そのためカードが届く前に航空券を購入すると、マイルの積算ができません。
この場合は、航空券購入後、カードが手元に届いてからマイルの事後登録を行います。
解約手続き中に、特典航空券を発券する場合
カードが届くまでに特典航空券を発券したい場合は、電話での受付となります。受付時には、元のお客様番号が必要です。