大自然の中でのびのびと暮らす動物達と、簡単に触れ合う事ができたら最高ですよね。
日本ではなかなか難しいですが、海外には信じられないほどたくさんの野生動物を簡単に見られる場所があります。
世界でも有数の「動物の楽園」を3つ紹介します!
1. 動物の宝庫「ガラパゴス諸島(エクアドル)」
南米エクアドルの離島「ガラパゴス諸島」。観光業が盛んで、毎日たくさんの観光客がクルーズやダイビングを楽しんでいます。
ガラパゴス諸島と聞くと、緑豊かな大地と巨大なゾウガメを想像する人も多いのではないでしょうか。
実はガラパゴスの海は、陸地に負けず劣らず素晴らしいです。
シュノーケリングをすれば巨大なウミガメ、エイの大群やタツノオトシゴ、ペンギン、アシカなど信じられないほど様々な生き物を見る事ができますよ!
イサベラ島の水路にいたサメたち。このサメはとても大人しく、人を襲うことはありません。
実際にシュノーケリングに参加して、サメの水路を泳いできました。こんなにたくさんのサメと簡単に泳げるなんて、ガラパゴス凄い。
ビーチにいけば、野性のアシカがごろごろ。
アシカは頭が良く、好奇心旺盛なので、運が良ければ一緒に泳ぐ事もできます。無邪気にくるくる泳ぎ回る姿は、まるで子犬のようでとても愛らしい。
島によっては、ペンギンを見る事もできます。浅瀬でペンギンが寄ってきました。フィンに興味津々。
ガラパゴスは、世界中のベテランダイバーの憧れの海でもあります。
ダイビングでは、運が良ければハンマーヘッドシャークの大群やイルカ、ジンベイザメを観られるかもしれません!
Diving with Hammerheads | Dive Worldwide
動物の住む街がある
ガラパゴス諸島には無人島だけでなく、人の住む島もあります。
だから街中のベンチでは、こんな光景が日常茶飯事。
ビーチには、イグアナがごろごろ。
見た目はゴジラですが、のんびりとした草食動物で、人に危害を加える事はありません。
本当のふれあいを体感できる
ガラパゴス諸島では自然保護の観点から、動物に近づき過ぎることが禁じられています。もちろん動物に触ることや餌付けは許されません。
それを聞いて、がっかりする人もいるかもしれませんね。
でも実は、そこがガラパゴスの面白さでもあります。
人から危害を加えられた事のない動物達は、人を全く恐れません。すぐそばに人がやって来ても、平気な顔をして寝そべっています。
中には好奇心だけで人に寄ってくる動物もいます。
このアシカは、シュノーケリングをしている私たちに合わせて、浮かんだまま泳いでくれました。
無人島に住む動物達は、人がそばを歩いても、わざわざ顔をあげたり、羽を逆立てたり、慌てて立ち上がるような事はしません。
まるで人間なんて、存在してないかのように振る舞います。
自分が透明人間になってしまったような、不思議な感覚でした。
ここにはまだ、人間なんて知らない、無垢で純粋なままの動物達がいました。
2. ライオン・キングの世界「ケニア・タンザニア」
ライオン、シマウマ、キリン、ゾウなどたくさんの野生動物が暮らすアフリカ大陸。欧米からは、毎日大勢の人がバケーションやハネムーンで訪れています。
アフリカ大陸はとても広く、見られる動物やサファリのスタイルが地域によって異なります。
南アフリカではラグジュアリーなサファリ、ボツワナではボートサファリ、ナミビアでは砂漠地帯でのサファリと、それぞれの地で個性的なサファリを体験することができます。
そんな中、動物好きに特におすすめなのはケニアとタンザニア。
ケニア・タンザニアには、どこまでも続く大平原、それを埋め尽くすヌーの群れといった、まさにアフリカらしい光景があります。人気の肉食獣を見られるチャンスも高いですよ。
実際に訪れた時には、運良くライオンの赤ちゃんやチーターのハンティング、滅多に見ることができないと言われているヒョウまで近くで見ることができました。
意外と豪華なロッジ
アフリカと聞くと、どんな宿泊施設を思い浮かべますか。
サファリのできる自然保護区には宿泊施設が点在していて、その種類はキャンプサイトから1泊10万円以上する高級ロッジまで様々です。
実際にタンザニアで泊まったロッジには、インフィニティプールがあり、バルコニーからはセレンゲティの素晴らしい景色を一望できました。
ちなみに、タンザニアで見かけたサファリカーの99%はランドクルーザー。サファリをしている人の9割は欧米人でした。学生バックパッカーから新婚旅行、家族旅行など様々で、アフリカ旅行がそう珍しいものではないようです。
3. 地球最後の楽園「南極」
Tours by Destination: Polar Regions | National Geographic Expeditions
最後は憧れの地「南極」。まだ訪れたことがないのですが、あえて紹介します。
南極と聞いて、何を想像するでしょうか。
氷に閉ざされた真っ白な大地や、吹き荒れるブリザードでしょうか。
もちろんどちらも正解ですが、そんな過酷な場所にもかかわらず、たくさんの生き物が暮らしています。
本当にたくさんです。
Tours by Destination: Polar Regions | National Geographic Expeditions
南極は観光業も盛ん。半島や周辺の島々を旅するクルーズでは、たくさんのペンギンやアザラシ、オットセイとの出会いが待っています。
Tours by Destination: Polar Regions | National Geographic Expeditions
上陸すると、好奇心旺盛なペンギンが寄ってくることもあるのだとか。
Tours by Destination: Polar Regions | National Geographic Expeditions
海では、クジラやシャチを見られるかもしれません。
Tours by Destination: Polar Regions | National Geographic Expeditions
訪れる時期や場所によって、見られる動物の種類は異なります。
例えば皇帝ペンギンは、他のペンギンとは生息域が異なるため、見るためにはそれ専用のツアーに参加する必要があります。
動物がたくさん生息しているのは、南極半島から少し離れたフォークランド諸島やサウス・ジョージア島。
フォークランド諸島のボランティア・ポイント。こんなに美しいビーチでペンギンに会えたら、最高ですよね。
http://estancia-excursions.com
以上、動物好きに超おすすめな海外旅行先3選でした。
どれも旅費と日数がかかってしまうのが難点ですが、航空券を個人手配したり、現地旅行会社やラストミニッツセールを使えば、ある程度旅費が抑えられます。