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オスマンの最高傑作!「スレイマニエ・モスク」の行き方、見どころ、所要時間

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イスタンブールといえばブルーモスクが有名ですが、穴場スポットとしておすすめなのがオスマン建築の最高傑作「スレイマニエ・モスク」。オスマン帝国史上最大の国土を築いた皇帝のために建てられたモスクは、イスタンブールに数あるモスクの中でもひときわ大きく美しいです。また丘の上に建つモスクからの見晴らしは素晴らしく、イスタンブールの街並みと海が作り出す景色は絶景です。スレイマニエ・モスクの行き方、見どころ、所要時間を紹介します。

 

 

行き方

トラムヴァイT1路線「ベヤズィット(Beyazıt)駅」→(徒歩15分)スレイマニエ・モスク着

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スレイマニエ・モスクは他の観光地から少し離れた場所にあり、交通の便があまり良くないのが難点です。行き方は色々ありますが、公共交通機関を使うならトラムがおすすめ。最寄り駅「ベヤズィット駅」から徒歩15分です。午前中から夕方までなら治安の心配もなく歩けます。

イスタンブールのトラム「トラムヴァイ」は、イスタンブールの観光に便利な路面電車です。改札向かいの券売機でチケットを買い、改札を通りホームで待ち、目的地の方向に向かうトラムが来たら乗り込みます。

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トラムの本数は多く、ホームで待っていれば数分~15分に一本程度の間隔でやって来ます。

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「ベヤズィット駅」に到着したら、グランドバザールの脇をひたすら直進します(地図①)。偽ブランドショップが並ぶ通りには客引きがたくさんいますが、強引に呼び込みをされることはありません。観光客もたくさんいるので同行者とはぐれないように注意しましょう。グランドバザールの脇道を抜けると小さい店が並ぶ普通の道に出るのでそこもひたすら直進します。道が徐々に下り坂になり交差点までやって来たらあと少しです。

交差点に出たら左折します(地図②)。左折地点にはスレイマニエ・ハマムの看板がありました。

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ここからは上り坂です。細い道を少し歩けばすぐに到着です。

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スレイマニエ・モスクの見どころ

スレイマニエ・モスクの見どころは、壮麗なモスクとモスクから見える美しい景色、そしてスレイマン皇帝やその寵妃ヒュッレムの眠る墓地です。観光客が少なく、モスクや景色をゆっくりと堪能できるのもここの魅力のひとつです。

入場料は無料です。敷地に入るとまず目に飛び込んで来るのは巨大なスレイマニエ・モスク。その大きさをカメラに収めるのは簡単ではありません。モスクの前は芝生になっていて、のどかな雰囲気です。

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ここでのんびりしていると、あの騒がしいグランドバザールが側にあることを忘れてしまいます。

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そして何より素晴らしいのはここからの眺め。イスタンブールの街並み、白いモスク、緑の芝生、青い海のコントラストがたまりません!

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ヨーロッパとアジアを隔てるボスポラス海峡、新市街と旧市街を隔てる金角湾、新市街のシンボル「ガラタ塔」を一度に見ることができます。この角度の景色はトプカプ宮殿からも見ることができますが、こちらからの方がずっと綺麗に見えますよ。

モスクに入ると中庭があります。

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中庭には礼拝堂の入り口があるので、そこで靴を脱ぎ髪を覆います。スカーフを持参していなくても無料で借りる事ができます。靴を入れる袋はないので、置きっ放しが不安な人は靴入れを持っていくと良いです。

礼拝堂の内部はとても静かです。

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ブルーモスクのような騒がしさがなく、心が安らぎます。内部の幾何学模様も鮮やかで美しいです。

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礼拝堂を出てモスクに沿って歩いていくと、墓地の入り口があります。

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ここにはスレイマン皇帝とその寵妃ヒッュレム・スルタンの眠る霊廟もあります。

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敷地外にある海側の細い通りには、このモスクを建てたミマール・スィナンの墓もあります。時間があれば行ってみてください。

 

所要時間

丘からの景色を楽しみ、礼拝堂の内部をじっくり見て、墓地を散策すると30分~1時間ほどかかります。また、礼拝の時間は中に入る事ができないので注意しましょう。礼拝の時間は日毎に変わり、これは他のモスクも共通です。事前にガイドブックやインターネットで調べておくことをおすすめします。

 

スレイマン皇帝て誰?

トルコ共和国ができる前、イスタンブールやアナトリアはオスマン帝国の領土でした。オスマン帝国は第一世界大戦で滅亡するまで600年以上も存続した歴史の長い国です。最盛期には現在のイエメンからエジプト、モロッコ、そしてウクライナ、ハンガリーまでを国土とする大帝国でした。オスマン帝国を最盛期に導いたのが第10代皇帝スレイマン。海外では「the Magnificent (壮麗帝)」と呼ばれるスルタンです。スルタン・スレイマンの率いるオスマン帝国は強大で、周囲のヨーロッパ諸国とキリスト教国家に多大な影響を及ぼしました。

 

寵妃 ヒュッレム・スルタン

スルタン・スレイマンの霊廟と並ぶように建つのはヒュッレム・スルタンの霊廟です。ヒュッレムはロシア出身の元キリスト教徒で、誘拐されオスマン帝国の奴隷になりました。ハレムに入ったヒュッレムは、皇帝から特別気に入られ、オスマン帝国の慣習を次々と破っていきます。当時のオスマン帝国では、皇帝は妃を迎えずハレムの女性達との間に子供をもうけるのが普通でした。そんな中ヒュッレムはスレイマンと正式に婚姻関係を結び、皇帝の住むトプカプ宮殿で暮らしました。

 

建築家 ミマール・スィナン

スレイマニエ・モスクを建てたのは、著名な建築家ミマール・スィナン。スィナンも元々非イスラム教徒でしたが、徴兵され改宗し、軍の一員として様々な戦地に赴きました。そこで防壁、橋、船などの建造に携わりその腕を見込まれ、オスマン帝国直属の建築家となりました。スレイマニエ・モスクはスレイマンの命により建てられたモスクです。スィナンの作品には他に、ヒュッレムの命を受けて作られたハマム(ハセキ・ヒュッレム・スルタン・ハマム)、ヒュッレムの娘ミフリマーフのために建てられたモスク(ミフリマー・スルタン・ジャーミー)、アヤ・ソフィアを超える大きさを誇るエディルネの「セリミエ・モスク」などがあります。どれもトルコの観光名所となっているので、ぜひ巡ってみてくださいね。

 

おわりに

スレイマニエ・モスクはイスタンブールの中心地から少し離れていますが、時間があるならぜひ行きたい穴場モスクです。個人的にはブルーモスクよりこちらの方がおすすめ。イスタンブールの騒音から離れ、モスクでのゆったりとした時間を楽しんでみてください!