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クレタ島|「クノッソス宮殿」の行き方、見どころ、観光情報を紹介します!

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ギリシャのクレタ島にある「クノッソス宮殿」。ギリシャ神話の怪物ミノタウロスを閉じ込めていた伝説の迷宮とも言われ、訪れる人の好奇心をかき立てています。クノッソス宮殿の行き方や見どころ、観光情報を紹介します。

 

 

クノッソス宮殿て何?

クノッソス宮殿は、紀元前2000年頃にクレタ島で栄えたミノア文明の時代に建てられた宮殿跡です。ミノア文明はヨーロッパで最も最初に栄えた文明のひとつです。高い芸術性を持ち、古代エジプトとの海洋貿易も盛んでした。女神を崇め、多産や豊作を願って様々な儀式や祭が行われていたことや、宮殿に城壁がないことからとても平和な文明だったと考えられています。

 

クノッソス宮殿にまつわるギリシャ神話

ある時ゼウスの息子ミノス王は、海の神ポセイドンから美しい雄牛を貰います。その牛を生贄として捧げる約束をしていたミノス王は、雄牛の美しさに手放すのが惜しくなり、かわりに別の牛を献上しました。怒ったポセイドンは、ミノス王の妻が雄牛の子を産むよう呪いをかけます。そして産まれたのが、体が人間頭が牛の怪物「ミノタウロス」でした。

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困ったミノス王は迷宮を作り、そこにミノタウロスを閉じ込めます。そしてミノタウロスの食料として、アテネから若い男女を生贄として捧げるよう命じます。

それを聞いたアテネの英雄テセウスは、自ら生贄に志願しクレタ島にやってきます。そんなテセウスを見て恋に落ちたミノス王の娘アリアドネは、テセウスに糸玉を渡します。迷宮に送られたテセウスは、そこで遭遇したミノタウロスを倒し、入り口から垂らし続けていたアリアドネの糸を辿り、無事迷宮からも脱出します。

 

発掘者 アーサー・エヴァンズ

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3000年の時を経てクノッソス宮殿を神話から現実の世界に蘇らせたのは、イギリスの考古学者アーサー・エヴァンズ。ミノア文明の第一人者で、線文字Aや線文字Bの発見者でもあります。エヴァンズは発掘とともに遺跡の復元も行いましたが、証拠が乏しいまま憶測で進めた部分が多く、またコンクリートで固めるなどかなり大掛かりに手を加えたため、その評価は賛否両論です。

 

ヴェントリスと線文字B

エヴァンズの発掘した線文字Bを解読したのはマイケル・ヴェントリス。14歳の時に美術館で偶然出会ったエヴァンズから、クノッソス宮殿で発掘された古代文字が未解読であることを聞き興味を持ちます。その後学業や仕事の傍ら研究を行い、わずか30歳で線文字Bの解読に成功します。しかしその4年後にヴェントリスは亡くなり、線文字Aは現在も未解読のままです。

 

行き方

クレタ島イラクリオン「考古学博物館」前→(バス30分)「クノッソス宮殿」到着

クノッソス宮殿があるのはクレタ島のイラクリオン 。中心地からは少し離れていますが、行き方はとても簡単です。街の中心にある考古学博物館からバスに乗り、終点で降りればクノッソス宮殿に到着します。バスの本数は多く、少し待てばすぐにやって来ます。片道2.5ユーロ。支払いはバスに乗ってからで大丈夫です。

バス停の場所はここ。考古学博物館のそばにある薬局の前あたりです。

博物館の人に聞けば教えてくれます。

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この看板が目印。ここでクノッソス行きの2番バスを待ちます。行き先に「2 KNOSSOS」と書いてあるバスが来たら乗り込み、終点まで乗っていれば到着です。

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バスの景色がイラクリオンの大都会から荒涼とした大自然に変わったら、あと少しです。

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バスを降りればクノッソス宮殿までは歩いてすぐです。

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ここが入り口。人数が集まればガイドをつけることもできますが、日本語のガイドはいません。

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帰りのバスは、行きに降りた場所の反対側から出ています。

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20番の港行きのバスで、元いた博物館付近まで戻れました。

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営業時間・入場料

所要時間: 1時間半~2時間ほど

営業時間: 8時~20時(冬は17時まで)

入場料: 16ユーロ(考古学博物館と共通で3日間有効)

クノッソス宮殿は野外の遺跡です。日中は日差しが強烈で暑く、水、日焼け止め、帽子は必須。ギリシャの夏は20時頃まで明るく、クノッソス宮殿に到着した17時はまだ昼間のように暑かったです。夕方はほぼ全ての壁画や建物が逆光になるので、綺麗な写真を撮るなら午前中の方が良さそうです。

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見取り図・見どころ

クノッソス宮殿は広く複雑で、立ち入り禁止区域が多く、全体像を把握するのが難しいです。観光で見られる主な見どころを紹介します。

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南門(South Propylaeum)

入り口から順路に従って歩いていくと、最初に目を引くのは南門です。

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西から続く行列の廊下は、この南門の前を通り中庭まで続いていました。廊下の壁には、南門に飾られているような壁画が描かれていたそうです。

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クノッソス宮殿にある壁画は全てレプリカ。本物は考古学博物館にありました。

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壁画の部屋

南門の壁画のそばから階段を登り歩いていくと、壁画のレプリカを集めた部屋があります。場所は王座の部屋の上あたり。

青の中の女性達(Ladies in Blue)。上がレプリカ、下が博物館にある本物です。発見されたのは壁画のごく一部ので、あとは推測で描かれたようです。

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続いて有名な牛跳び(Bull-leaping)。ミノアでは実際に牛跳びが行われていたそうです。

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壁画の部屋の外からの眺め。クノッソス宮殿の周囲は塀がなく開放的です。当時はとてもとても平和な時代だったようです。

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聖なる角(Horns of Consecration)

南門まで戻り、中庭に向かう道を進むと、途中に聖なる角のレプリカがあります。

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このモチーフはかつて宮殿の一部として使われていました。

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ユリの王子の壁画(Prince of the Lillies)

聖なる角の前を通り過ぎ、中庭に向かって進んでいくと、ユリの王子の壁画のレプリカがあります。

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こう呼ばれるのは、首にユリのネックレスをつけているから。本物の壁画は腕や足が立体的になっています。

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中庭(Central Court)

ミノア文明の宮殿の特徴は、真ん中に広い中庭があること。ここで様々な儀式が行われていたのかもしれません。中庭の西側には、階段を挟んで右に王座の部屋、左に神殿がありました。

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現在は立入禁止区域となっている神殿の奥の宝庫からは、有名な蛇の女神(Snake of Goddess)が発掘されています。

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王座の部屋(Trone Room)

中庭の階段横にあるのは王座の部屋。

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部屋の中にはギリシャ神話の伝説の動物グリフィンが描かれています。

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大階段 (Grand Staircase)

中庭の西側にある大階段。中には入れないので、上から横から覗くしかありません。

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場所を変えると少しだけ壁画が見えました。

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こちらもレプリカで、本物は博物館で見ることができます。

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両刃斧の広間(Hall of the Double Axes)

黒い柱が印象的なこの広間は別名「王の間」。王が住んでいた場所だと考えられています。壁にミノア文明の象徴である両刀斧(ラブリュス)の印が彫られていたので、両刀斧の広間とも呼ばれています。ラブリュスが迷宮“ラビリンス”の語源になっていることが、ここクノッソスを伝説の迷宮と呼ぶ所以になっているのかもしれません。

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王妃の間(Queen’s Megaron)

王の間のすぐそばにあるのは王妃の間。王妃の居場所と考えられているこの部屋からは、イルカの壁画や踊り子の壁画が見つかりました。

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博物館にある本物。発見されたのは壁画のごく一部です。ここからどうやって全貌を推測したのでしょうか。不思議でなりません。

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イルカの壁画のそばには小さな踊り子の壁画もあります。

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こちらが博物館のもの。

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王妃の間は入り口が開いていなかったので、柵の隙間から撮影しました。

 

北口(North Entrance)

1番北にあるのは、クノッソス宮殿を象徴する赤い牛の壁画と北口です。

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こちらが博物館にある本物。4000年前はどのような色合いだったのでしょうか。気になりますね。

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事前に考古学博物館に行こう

イラクリオン考古学博物館はクノッソス宮殿と並ぶ人気観光スポットです。ここではクノッソス宮殿で発掘された壁画や遺物の本物を見ることができます。規模が大きいのでじっくり見ると2時間かかりますよ。順番としては、博物館である程度知識をつけてからクノッソス宮殿に行くのがおすすめ。当時の様子が想像しやすくなります。

所要時間: 1~2時間

営業時間: 8時~20時(冬は15時まで)

クノッソス宮殿との共通チケットは16ユーロです(3日間有効)。チケットを購入したら、クノッソスまで失くさないように気をつけてくださいね。

博物館は新しく、立派で綺麗な建物です。

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チケットブースはここ。

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中に入ると、まずはミノア文明に関する展示から始まります。

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イルカの壁画といい、海をモチーフとしたデザインが多くて素敵です。明るく開放的な文明だったことがうかがえます。

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装飾品も、おしゃれなものばかりでびっくり。今でも充分通用しそうです。これだけ着飾っていたというのは、平和で豊かだった証ですね。

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クノッソス宮殿の模型もありますが、正直これを見ても何がなんだか全くわかりません。

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今は誰も読めなくなってしまった古代文字。いつか解読される日が来るといいですね。

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博物館は一階と二階に分かれていて、クノッソス宮殿の壁画のほとんどが二階にあります。二階にはミノア以降からローマ時代の展示もありますよ!

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