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【2018年版】「トプカプ宮殿」の行き方、所要時間、ハレムの歴史と見どころまとめ

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イスタンブールには、モスクだけでなく美しい宮殿があるのをご存知ですか。旧市街にある「トプカプ宮殿」は、オスマン帝国の皇帝のために建てられた美しい宮殿です。宮殿内では、ヨーロッパ中から集められた女性たちが暮らした「ハレム」や、当時の栄華を偲ばせる煌びやかな財宝を見ることができますよ!実際にトプカプ宮殿に行ってきたので、行き方からその歴史まで詳しく解説します。

 

 

トプカプ宮殿て何?

トプカプ宮殿は、オスマン帝国の歴代皇帝が暮らした場所であり、政治の中心になった場所です。今のトルコ共和国ができるまで、イスタンブールを支配していたのはオスマン帝国。ルネサンスや鎌倉時代の頃から、第一世界大戦まで続いた歴史の長い国です。最盛期には、今のハンガリーやギリシャ、ウクライナ、エジプトまで支配する大帝国でした。オスマン帝国が滅びトルコ共和国が誕生すると、初代大統領アタチュルクはトプカプ宮殿を博物館として一般公開しました。オスマン帝国の華やかな面影を今に残すトプカプ宮殿は、イスタンブールの中でも非常に人気の高い観光名所となっています。

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営業時間

夏期

9:00~19:00(ハレムは18:30。チケット販売は18:00まで。)

冬期

9:00~17:00(ハレムは16:30。チケット販売は16:00まで。)

定休 火曜日

〈※2018年9月時点 〉

トプカプ宮殿はかなり混みます。時期によってはチケットを買うだけで2時間待ちのような悲惨な混み方をします。おすすめは、開館と同時に入りること。朝は比較的空いていますよ。

訪れたのは9月の平日朝9時半頃。まだ全然並んでません。

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昼過ぎ。チケット売り場からの行列が、カフェの横まで伸びていました。8月に比べればこれでもまだ良い方でしょうか。

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入場料

トプカプ宮殿 ハレム ミュージアムパス
40TL 25TL 125TL

〈※2018年9月時点 〉

ハレムの入場は別料金です。とはいえトプカプ宮殿最大の見どころなので、絶対に入った方がいいです。

ミュージアムパスもおすすめ!

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イスタンブールの博物館をまわるのに便利なのがミュージアムパス。トプカプ宮殿、ハレム、アヤソフィアなどの共通チケットです。85TLから125TLに値上がりしましたが、トプカプ宮殿、ハレム、アヤソフィアとあと1つどこかに入れば元が取れます。有効期限は5日間。一度どこかの博物館で買ってしまえば、後はチケット購入の列に並ばずに入場できるので、前日までに別の博物館で購入しておくと便利です。

〈※対象のミュージアム〉

トプカプ宮殿、ハレム、アヤソフィア、考古学博物館、アギヤ・イリニ聖堂、トルコ・イスラム美術館、モザイク博物館、イスラム科学技術博物館、カーリエ博物館、ガラタメヴラーリ博物館、フェトヒイェ博物館、ルメリ・ヒサル博物館、ユルドゥズ宮殿 (※入場できるのは各1回ずつ)

 

行き方

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トプカプ宮殿があるのはイスタンブールの旧市街。アヤソフィアからは歩いてすぐ、ブルーモスクからは歩いて10分ほどです。トラムの最寄駅はT1の「Sultanahmet」駅か「Gülhane」駅。どちらからでも歩いて行くことができます。

敷地内への入り口は、アヤソフィア側にある「帝王の門」です。そこからチケット売り場のある「挨拶の門」に向かって歩きます。

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入り口「帝王の門」。ここは無料で通過できます。

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「帝王の門」をくぐり第一の庭を歩いていくと「挨拶の門」が現れます。

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「挨拶の門」より先は有料です。門の前のチケット売り場でチケットを購入します。

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門を通過するには簡単な手荷物検査を受けます。

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オーディオガイドは必須!

検査を受けた先にあるのはオーディオガイドの貸し出し所。これ、絶対借りた方が良いです。

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トプカプ宮殿には、案内板や説明書きがほとんどありません。一体この部屋は何のために建てられたのか?ここで一体何が行われていたのか?それを知りたければオーディオガイドが必須。あるのないのでは面白さが全然違いますよ!オーディオガイドを借りるには、パスポートなどの身分証をデポジットとして預ける必要があります。コピーは不可でした。

料金: 30TL(ハレムの解説なしは20TL)

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地図

「挨拶の門」を抜けた先に広がるのは「第二の庭」です。その奥には「幸福の門」があり、「第三の庭」、「第四の庭」へと続いています。

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特に混むのはハレムと宝物館。午前中の早い時間帯に、先にこの2つを見てしまうのがおすすめ。

 

“禁じられた場所” ハレム

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“禁じられた場所”の意味をもつハレム。ハーレムの語源にもなっています。ここは、皇帝に捧げるために異国から奴隷として連れてこられた女性たちが暮らす場所でした。イスラム教ではイスラム教徒を奴隷にすることができないため、連れてこられたのはキリスト教など異教徒の女性ばかり。女性たちは奴隷市場や捕虜、他国からの献上によって集められました。

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オスマン帝国では、皇帝は、誰とも結婚せずに、ハレムの女性たちと子供を持つのが普通でした。皇帝が亡くなると、子供たちの中から次の皇帝が選ばれ、残りの子供たちは殺されてしまいます。更にハレムの女性は、自分の子供が皇帝になれば、その母親として政治を操ることも可能でした。ハレムでは、皇帝の愛を勝ち取り、自分の子を皇帝にするための血生臭い争いが絶えませんでした。

ハレム内部の見取り図

観光客が訪れることができるのはピンク色の部分のみ。過去に起きた火災でかなりの損傷を受け、敷地のほとんどが修復中です。

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黒人宦官の部屋

黒人宦官は、エジプトから連れてこられた奴隷です。去勢され、ハレムの女性たちの世話を任されていました。ハレムに入ることが許される男性は、皇帝、皇子、そして宦官だけだったそう。通路には暗くて小さい部屋が並んでいました。
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母后の部屋

皇帝の母親(母后)が住んでいた部屋です。ハレムの女性には階級制度があり、皇帝に献上されたことがあるか、子供を産めたかどうかで与えられる部屋や暮らしが違いました。中でも1番強い立場にあったのが母后。母后もハレムの奴隷であることには変わりませんが、時には皇帝である息子の裏で政治を操ることもありました。奴隷といえど、登り詰めれば母后になれる。その座を巡って、ハレムでは嫉妬や策略が尽きなかったようです。

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皇帝の間

ハレムで最も大きく煌びやかな部屋です。皇帝は、ここで自分の母親や妻とその子供たち、そしてお気に入りの女性たちと面会していました。さすが皇帝の部屋、綺麗なので写真撮りまくり。

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ムラト三世の部屋

トルコで最も有名な建築家ミマール・スィナンによって作られた部屋です。スィナンは元々キリスト教徒でしたが、徴兵され改宗し、オスマン軍として戦場で塀や橋の建造に携わりました。腕を見込まれたスィナンは、オスマン帝国直属の建築家となり、数えきれないほどの作品をイスタンブールに残しました。

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皇子の部屋(黄金の鳥籠)

オスマン帝国では兄弟殺しが認められていて、次の皇帝が決まると、皇帝の他の子供たちは殺されてしまうのが常でした。時代が進むと兄弟殺しは無くなりますが、代わりにハレムの一角に幽閉されるようになりました。黄金の鳥籠とも呼ばれた狭い部屋での幽閉生活で、気が触れてしまうことも少なくなかったとか。

寵姫たちの部屋と中庭

1番最後の区画にあるのは広々とした中庭。その横には皇帝のお気に入りの女性たちが暮らしていた建物があります。

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煌びやかなのに、どこか薄暗く閉鎖的なハレム。身寄りもなく、外に出ることもなくここで暮らしていくなんて、本当に息が詰まりそう。

 

まだまだある!見どころ

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第二の庭

公的な行事や政治に関わる場所です。中央にそびえ立つのは「正義の塔」。その下には「会議の間」があります。

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会議の間

正義の塔の下にある部屋は「会議の間」。皇帝の右腕である大臣達によって会議が行われていた場所です。皇帝は部屋の奥にある窓から会議を聞いていました。

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幸福の門

第三の庭に通じる門です。この門より向こうは皇帝の私生活のための空間でした。

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謁見の間

幸福の門の真裏にあるのは「謁見の間」。海外から来た大使などが、皇帝に謁見した場所です。

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アフメト三世の図書館

第三の庭の真ん中にあるのはアフメト三世が建設を命じた図書館です。王室の人のために、コーランや神学などの学術書が3000冊以上収められていたそう。比較的新しい建物だからか、明るくて繊細で色使いがおしゃれ。

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宝物館

オスマン帝国は、歴史上侵略や略奪をほとんど受けることがなかったため、財宝のほとんどが今もイスタンブールに残っています。世界の歴史を振り返ると、これってかなり珍しいことですよね。宝物館では、贅を尽くした装飾品やエメラルドに彩られた美しい品々、そして86カラットの眩いダイヤモンドが展示されています。訪れた時は改装中で、中に入れず。悔しい。

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聖遺物館

オスマン帝国に伝わる聖遺物がある場所です。展示されているのは預言者ムハンマドの足型、モーゼの杖、聖ヨハネの腕など。本物なの?と疑いたくなるものばかりですが、中はすごい人混みで、まるで日曜日の美術館状態。展示物になかなか近づけません。内部は撮影禁止でした。

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第四の庭とキョシュク

皇帝やその家族にとって更にプライベートなエリアで、歴代皇帝が建てたキョシュクがたくさん並んでいます。キョシュクとは、ペルシャやインドの庭園なんかでよく見る開放的で小さな建物のことで、キオスクの語源なんだとか。

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レストラン「コンヤル」

第四の庭の一番奥にあるのはトルコ料理レストラン「コンヤル(Konyali )」。結構人気のお店でお値段も高め。ガラス張りで室内なので、ここでランチにして涼もうとしたら、既に予約客で満席でした。レストランの隣にはカフェテリア的なものもあります。こちらの席は残念ながら全て開放的な屋外ですが、景色はなかなか良い感じ。ボスポラス海峡を行き交う船を眺めながら、軽く休憩できますよ。

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所用時間は3時間程度

トプカプ宮殿はかなり広く、一回の訪問で全てを見るのは厳しいです。特にハレムは見どころが多いので、オーディオガイドを聴きながら歩いていると、それだけで1時間くらいかかります。3時間くらい経つと結構疲れてくるので、それくらいがちょうど良いと思います。