【イスタンブール】歴史を物語る大聖堂「アヤソフィア」|見どころ、入場料、所要時間など

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ヨーロッパとアジアが交差するイスタンブール。長い歴史の中で、様々な民族や宗教が入り混じり、独特な文化を生み出してきました。

歴史に翻弄されながらも、常に人々の信仰の中心に在った大聖堂アヤソフィアに行ってきました。

 

行き方

アヤソフィアがあるのは旧市街。

トラムのスルタンアフメト駅から徒歩5分です。

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手前の広場から見たアヤソフィア。威風堂々とした姿が美しい。

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キリストとイスラム。宗教美術の融合

入り口で簡単な手荷物検査を受け、入場します。

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アヤソフィアは、現在はモスクではなく博物館です。髪をベールで覆ったり、入り口で靴を脱ぐ必要はありません。

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一階から見上げたドーム。

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改装中で足場があるものの、凄い迫力。

今まで見てきたどのイスラム建築とも、ヨーロッパの教会とも違う荘厳さです。

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建設当時、イスタンブールを支配していたのはビザンツ帝国。キリスト教の一派であるギリシャ正教を信仰する国でした。

サン・ピエトロ大聖堂がカトリックの総本山であるように、アヤソフィア大聖堂はギリシャ正教の総本山でした。

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しかしその後、ビザンツ帝国はイスラム教のオスマン帝国によって滅ぼされ、大聖堂はモスクへと改修されます。

十字架は取り除かれ、キリストのモザイク画は漆喰で塗り潰され、メッカの方向にミフラーブが設置され、周囲にはミナレットが建てられ、イスタンブールで最も格式のあるモスクへと姿を変えました。

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石畳みを登って、2階へ上がります。

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2階で見られるのは、漆喰の下から出てきた鮮やかなモザイク画の数々。

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カトリックのものとは違う、独特なデザインです。

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第一次世界大戦後、オスマン帝国は滅亡します。

トルコ共和国の初代大統領アタテュルクは、アヤソフィアを教会でもモスクでもなく、博物館として一般公開することに決めました。

モザイク画を覆っていた漆喰は剥がされ、現在は、キリストとイスラムの装飾が融合する世にも珍しい建物として世界に広く知られています。

f:id:fullofwanderlust:20190515001827j:imageムハンマドとアッラーの文字の間に、キリストを抱くマリア

 

入場料

入場料は60TL。ミュージアムパスを使って入ることもできます。

ミュージアムパスは、アヤソフィアを含む博物館の共通チケット。対象となっている全ての博物館の窓口で購入できます(185TL)。

トプカプ宮殿や考古学博物館など複数の博物館に行く予定なら、購入を検討してもいいかもしれません。

アヤソフィアでひとつ残念だったのはオーディオガイド。キリスト教の解説ばかりで飽きてしまい、途中で聴くのを止めてしまいました。
本当はもっと、誰が何のために作り、どのように使われ、何が起きたのか、そういったエピソードを期待してたんですけどね。
オーディオガイドを借りる際には、パスポートや免許証などの身分証を預けます。

 

所要時間・開館日

観光の所要時間は1時間半程度。1階だけでなく2階部分に上がることができるので、見た目以上に観光に時間がかかります。

開館: 9:00〜19:00(冬季は17:00まで)

基本的には無休ですが、オフシーズンは月曜が定休日になります。詳細最新情報は公式サイトで確認してみてください。

 

地下宮殿

アヤソフィアのすぐそばには、もうひとつの観光名所、地下宮殿があります。

入り口は、あまり目立たないこの建物。

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階段を降ると、その下には想像を超える驚きの空間が広がっていました。

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真っ暗な闇の中に浮かび上がる柱の数々は、まるで宮殿のよう。

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ここはローマ帝国時代に造られた貯水池で、実際に宮殿だったわけではありません。

イスタンブールのど真ん中の地下に、こんな世界が広がっているとは、本当に驚き。

 

ヒュッレム・スルタン・ハマム

アヤソフィアの前方にこじんまりと建つ小さな建物は、ヒュッレム・スルタン・ハマム。観光客に大人気の高級スパです。

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これ、実は歴史ある建物で、オスマン帝国時代に数々のモスクを建てた建築家ミマール・スィナンが建てたもの。

ヒュッレム・スルタンとは、皇帝の妃の名前です。この建物は、元々ヒュッレムによる慈善事業として建てられたハマム(公衆浴場)でした。

ヒュッレムは、クリミアから奴隷として連れてこられた女性でした。皇帝から大変気に入られたヒュッレムは、奴隷としての身分を解放され、皇帝と結婚し、共にトプカプ宮殿で暮らしたそうです。

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