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パルテノン神殿の行き方|アテネ空港から乗り継ぎの間に観光してきたよ

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せっかくアテネで乗り継ぎなら、ついでに市内を観光したいという人も多いのではないか。乗り継ぎ時間が8時間以上あれば、その間にパルテノン神殿まで行って帰ってくることができる。実際にアテネ空港からパルテノン神殿まで行ってきたので、空港での荷物の預け方から、パルテノン神殿の行き方と見どころまで紹介する。

 

パルテノン神殿の行き方

空港→(高速バス1時間)市内「シンタグマ」→(徒歩30分)「パルテノン神殿」着

アテネ空港からアテネ市内へは地下鉄、バス、タクシーで行くことができるが、利便性と安全性を考えると1番おすすめはバス。乗り方が簡単で本数が多く、トラブルに巻き込まれる可能性も少ない。地下鉄は安いが、本数が少なく、スリに遭うリスクも高い。アテネのタクシーは運転が荒いので、できれば乗りたくない感じ。

まずは荷物を預けよう

アテネ空港の1階到着ロビーには、荷物を預かってくれる便利なお店がある。飛行機を降りて預け荷物を受け取り、到着口を出て左に向かって歩いていくと、突き当たりに見えてくる青と黄色の店がそれ。24時間営業です。

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荷物のサイズと預けた時間によって値段が決まる。後払いで、€30以下は現金のみ。

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バスの乗り方

バス停は空港1階の到着ロビーを出たところにある。15分に一本程度の間隔でバスが出ているので、ほぼ確実に座れる。

到着ロビーを出たら右に向かって歩く。

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案内板に従って進んでいく。
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案内板の先にバスのチケット売り場があるので、シンタグマ広場行きのチケットを買おう。片道6ユーロ。

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シンタグマ行きのバスは「X95」番。チケット売り場の少し先に止まるので、これに乗る。

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バスに乗ったら、必ずチケットを機械にかざそう。チケットを失くしたり機械にかざしていないことが発覚すると、罰金になってしまうので要注意。

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バスに乗っている時間は1時間前後。スムーズに行けば50分くらいで着くが、途中で人の乗降が何度もあったり、道が混雑していると1時間以上かかる。揺れが激しいので、酔いやすい人は酔い止め必須だ。

アクロポリスまでの道程

バスの終点「シンタグマ広場」からパルテノン神殿のある丘「アクロポリス」までは徒歩で20分程度。これといって決まったルートが無く、途中から細い路地が続くので結構わかりにくいが、もし迷っても大丈夫。丘の上にそびえ立つパルテノン神殿を目指して歩いていけば、何とかなる。

実際に歩いたルートはこちら。バス停から直進し、スターバックスで左折し、「風の塔」の脇道を通り、アクロポリスの入り口に向かう一本道を進めば到着。

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Googleマップだとこんな感じ。

バスを降りると少し坂道になっているので、そのまま大通りに向かって道を下る。

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道路を渡り、しばらく直進。

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歩いていくと、左手にギリシャ正教の教会「ミトロポレオス大聖堂(生神女福音大聖堂)」が現れる。

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国家行事も行われる有名な大聖堂で、アテネのランドマークだそう。

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そのまま直進し、スターバックスで左折すると、ローマン・アゴラの「風の塔」に突き当たる。遠くにはアクロポリスも見える。

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風の塔は、古代ローマ時代に風の向きや時間を知るために建てられたものだそう。

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風の塔を迂回する。この辺は道が細く複雑だが、道順はどうでもいいのでアクロポリスに向かう一本道に合流する。あとは道なりに進めば辿り着く。先ほどの地図を拡大するとこんな感じ。

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Googleマップバージョン。

途中から細い路地になり、案内板も無くわかりにくい。とはいえアクロポリスの入り口に辿り着けば良い訳で、適当に歩いてもなんとかなる。

ここがアクロポリスの入り口。奥の建物がチケット売り場。

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入場料

アクロポリスの入場券は20ユーロ。カード払いもできる。

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ほかの施設との共通チケットは30ユーロ。時間があるならこっちの方が断然お得だ。

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空港への戻り方

行きにバスを降りた場所から少し坂道を上がると、バスのチケット売り場がある。ここで空港行きのチケットを買い、手前のバス停からバスに乗って戻る。

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乗り継ぎ時間は8時間以上が無難

空港からパルテノン神殿までは片道1時間半くらいかかる。アクロポリスでの滞在時間を1時間として、空港での手続き時間も考慮すると、乗り継ぎ時間は少なくとも8時間、できれば10時間以上欲しいところ。アクロポリスを歩き回りながら写真を撮ったり景色を楽しんでいると、1時間はあっという間。周辺には他にもたくさんの遺跡や博物館があるが、そこまで行くと、丸一日あっても全然足りない。本当はもっと色々見たかったのだが、次回にお預け。

アクロポリスの見どころ

パルテノン神殿があるのはアクロポリスという丘の上。アクロポリスとは、紀元前に古代ギリシアの人々が丘の上に作った聖地である。丘の上には砦や神殿が建てられ、時には信仰の対象として、時には要塞として使われてきた。

アテナ・ニケ神殿

アクロポリスの頂上を目指して歩いていくと、最初に見えてくるのはアテネ・ニケ神殿。勝利の女神を祀るために建てられた神殿で、当時は内部に女神の像が置かれていたらしい。

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プロピレア(前門)

アクロポリスの頂上へ向かう際に登るのはプロピレア。階段下から見上げると、その迫力と大きさに圧倒された。

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パルテノン神殿

頂上に上がると見えてくるのはアクロポリス最大の見どころ「パルテノン神殿」。ギリシャの女神アテナを祀るため、紀元前432年に造られた。

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柱の太さ、間隔、角度は同じように見えて実はひとつひとつ異なり、より大きく美しく見えるよう設計されているというから驚きだ。

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修復中のため、しっかり足場が組まれていました。

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元々は屋根の三角部分にたくさんの彫像が置かれていたが、現在はほとんど残っていない。19世紀、イギリス大使がここの彫刻を一部持ち帰り、ロンドンの大英博物館に寄贈したためである。アクロポリスに行ったことがなくても、大英博物館でここのレリーフを見たことがある人って、結構いるんじゃないかと思う。また新アクロポリス博物館にもその一部が展示されている。当時の彫像は真っ白ではなく、かなりカラフルだったとか!

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エレクティオン

アクロポリスの左にあるのはエレクティオン。ギリシャ神話の英雄のために建てられた神殿だ。「乙女の玄関」を支える美しい像は、実は全てレプリカ。本物のうち5体は新アクロポリス博物館に、1体は大英博物館に展示されている。

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アクロポリスからの眺め

アクロポリスに向かう順路から最初に見えてくるのは「イロド・アティコス音楽堂」。161年にローマの政治家が、亡くなった妻を偲んで建設したもの。現在も野外コンサートに使用されていて、この時も舞台で何やら準備している人がいた。

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パルテノン神殿の南側にあるのは「ディオニソス劇場」。紀元前には毎年ここで芸術祭が開かれ、著名な劇作家たちが腕を競い合ったそう。

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ディオニソス劇場の後方に突如として現れるのは「ゼウス神殿」。完成当時はアテネでも最大級の神殿だったそう。街中にこういう物が普通にあるのが本当に驚き。

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アクロポリスの展望台からは、アテネの街並みが一望できる。一際目立つのは「リカヴィトスの丘」。アテネで1番高い丘だそう。

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アクロポリスの麓に見える大きな岩山は「アレオパゴス」。紀元前には貴族たちの評議所として使われていたそう。アクロポリスからはアレオパゴスに登るたくさんの人が見えた。

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アレオパゴスの奥に見える遺跡群は「古代アゴラ」。市場など人々の生活に欠かせないものが集まった広場だ。

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広場にある「ヘファイトス神殿」は、まるでパルテノン神殿のような美しさだった。

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おわりに

アクロポリスは足場が悪く、とにかく暑い。日陰が少ないので歩き周るのも一苦労。水、日焼け止め、歩きやすい靴は必須である。