ガラパゴス諸島からの帰り道、エクアドルの最大都市グアヤキルに寄り道しました。
どうしてもグアヤキルに行きたかったのは、イグアナだらけの公園、通称イグアナ公園があるから。
ガラパゴスクルーズで一緒だった観光客たちからは「グアヤキルは微妙。ただの都会だった」と評判が悪かったのですが、個人的には南米の街自体が物珍しくて面白かったです。
ガラパゴスの帰りに訪れた、グアヤキルの観光地を紹介します。
イグアナ公園(セミナリオ公園)
グアヤキルの中心地にある綺麗な公園です。イグアナが放し飼いにされていることで有名。
治安が心配だったのですが、現地ガイドからは「日中ならイグアナパークは安全。ホテルからマレコンに出る道も安全」と言われたので、ひとりで散策してみました。
銅像は南米独立の英雄シモン・ボリーバル。銅像の下でイグアナが寝てます。
この時、スリや強盗に狙われないようカメラを持っていなかったので、写真は全部翌日ガイドと再度来たときに撮ったものです。
ここのイグアナはとても人に慣れていて、触られても平気。
曇っていて残念ですが、そうじゃないときのグアヤキルは、日本の真夏のような恐ろしい蒸し暑さ。木の上には、イグアナが鈴なりになっています。
公園の池には、亀や魚もいます。ガラパゴスとは違って、動物園気分。
公園の係員らしきおじさんがキャベツを持ってやってくると、イグアナが一斉にぞろぞろと木から降りて集まってきます。
観光客や子供達は、おじさんからキャベツを貰って餌やりをしていました。
イグアナ公園の向かいにある教会。
キトの教会とは全く違う、シンプルで新しい教会です。
マレコン2000
マレコン2000は、河沿いにある遊歩道マです。イグアナ公園からは歩いてすぐです。
こちらにも、イグアナ公園にもある銅像は、南米の解放者シモン・ボリーバル。奥さんを黄熱で亡くしてから、その一生を南米独立にささげた人です。
生涯をかけてスペインからの独立に成功させますが、その後、エクアドルの大統領になるはずだった部下が暗殺され、失意の中亡くなったそう。
サンタ・アナの丘
カラフルな家が立ち並ぶ、観光客に人気の丘です。
ここはもともと貧しく犯罪の多かった地区でした。その丘にある家の壁を塗り、観光地にすることで犯罪が激減したそう。
ここへは、現地ガイドの案内のもと訪れました。ここの治安自体は、日中であれば悪くなさそうです。
グアヤキル歴史公園
グアヤキル歴史公園は、グアヤキルに生息している動物やグアヤキルの歴史について展示している野外ミュージアムです。中心地からは離れているので、ガイドに連れていってもらいました。
園内は、もともとあったマングローブ林をそのまま使っているそう。強烈に蚊が多いそうで、ガイドが現地の強そうなスプレーを全身にかけてくれました。
鹿のエサを盗む、野生のイグアナ。かわいいいです。
グアヤキルの人たちがペットとして飼う動物は、もちろん犬猫が多いけれど、イグアナもそれなりにいるそう。後はコンゴウインコも多いのだとか。
公園の中には、20世紀初頭のグアヤキルの建築物が保存されています。
敷地内には、よく見ると南米らしい植物がたくさん植っています。
カカオの木。
コーヒーの木。
左はココナッツ、右はマンゴーの木。
グアヤキルのグルメ
セビーチェ
グアヤキルは、キトとは異なり海沿いの街なので、シーフードが豊富。
イグアナ公園の向かいにあるコンチネンタルホテルの1階のレストランで、セビーチェを食べてみました。
エビのセビーチェ、素晴らしく美味しいです。極端過ぎず、辛くなく、香辛料も強過ぎず。
実は、2日前からお腹の調子が悪くて、何を食べてもすぐに吐き気がするという事態に陥っていました。クルーズで食べたマグロのカルパッチョが怪しい、でも生野菜も食べたし生絞りフルーツジュースも飲んだし、全部怪しい。
そんな時にセビーチェは、優しい味の中に適度に酸味があって、とても美味しく感じました。
カングレホ
ヒストリカル・パークを出た後は、市場を散策したり、ローカルなレストランに連れて行ってもらいました。
ここで、ずっと食べたかったグアヤキル名物マングローブガニの料理をオーダー。
ハサミにたっぷり付いたぷりぷりの身の上に、ガーリック風味のチーズソースがかかっていて、めちゃくちゃ美味しかった。
滞在したホテル
今回泊まったのは、イグアナ公園の真ん前にあるユニパーク・ホテル。
広くて綺麗です。1人旅には広すぎる。
ホテルや送迎、観光ツアーは、すべて代理店に手配してもらいました。