ガラパゴス諸島の有人島、イサベラ島に滞在しました。初日はサメの棲むポイント、ティントレーラスで泳ぎます。
プエルト・アヨラからイサベラ島へ
本日は、滞在しているサンタ・クルス島からイサベラ島に向かいます。
朝6時30分。迎えにきてくれたドライバーに、港まで送ってもらいました。
朝7時、イサベラ島に向けて出航です。
この高速船は通称ゲロ船。よく揺れる事で有名なので戦々恐々としていましたが、天気が良かったからか噂に聞くほど揺れる事なく、2時間後に無事到着。
上陸時には、入島料5ドルを払いました。
港ではイグアナの赤ちゃんがお出迎え。
通りでは、アシカとイグアナがごろごろ。
サンタクルス島と同じ有人島にもかかわらず、こちらのほうがずっと身近に動物がいて、楽しいです。
私達の名前の書いたプラカードを持ったドライバーを見つけて、ホテルまで送ってもらいました。
ホテルはカサ・マリータ。
お腹がすいたので、そのままホテルのレストランでランチにすることに。
やっと出てきたセビーチェ。やっぱり美味しい。
さっぱりとしたトマトパスタは、暑い陽気にぴったりで美味しいです。
こじんまりとした宿で、ハンモックに揺られながら海を目の前に読書。まさに理想の休日です。
午後のツアーまではしばらく時間があったので、プエルト・ビジャミル港に戻ってビーチを散策することにしました。
ホテルから港までは徒歩10分。
ビーチの片隅に、ビーチグッズのレンタルショップがあったので覗いてみると、店は開いているのに誰もいません。シュノーケリングセットを借りたかったのに、困ったなぁ。
諦めて、ビーチ周辺を散歩しながらホテルに戻りました。
ベンチはアシカが占領してます。
船着場の隣の桟橋は、完全にアシカ専用です。
ティントレーラス
13時半、ホテルにガイドが迎えに来ました。
今回向かうティントレーラスは、個人でアクセスする事は出来ません。ツアーに参加し、公認のナチュラリストと共に行動する事が義務付けられています。
ウェットスーツやシュノーケリングセットは、ツアーで貸してくれました。
港から船に乗り、イサベラ島から少し沖の岩礁に上陸。
なんとも不思議な景色です。
こんなに溶岩ばかりの島にもかかわらず、2年前にガラパゴス諸島を訪れた時に比べて、あまり暑さを感じません。
赤道直下の場所とはいえ、2月よりも5月のほうが涼しいのでしょう。
アシカの赤ちゃんがベンチでお昼寝中。
可愛過ぎる。たまに起きて、ガーッと鳴いてました。
遠くの入り江をよく見ると、ウミガメが頭を出して泳いでいます。
天然の水路を覗いてみると、たくさんのサメと巨大なエイがいます。
サメはネムリブカという種類。White tipと呼ばれています。名前の通り、ヒレの先が白いです。
写真では大きさが伝わらないかもしれませんが、実物は1匹あたり1m以上もある大物。エイはさらに大きく、ため息もの。
イグアナの赤ちゃんがひょこっと顔を出しています。
陸を散策後は、シュノーケリング。
ボートで海に出ると、ペンギン達が泳いでいます。
前回、とりあえず持って行った使い捨て水中カメラが、ペンギンに出会う直前にネガ切れをして、大変悔しい思いをしました。
リベンジを誓い、ウェットスーツとフィンとマスクを着け、船から直接海に飛び込みます。
ガラパゴスの海、やっぱり冷たい。
魚が全くいません。
何もいない深い海は、不気味すぎる。少し浅いところにも行ってみましたが、見つけたのはヒトデと、たまに真っ青なパロットフィッシュが通りかかる程度。
ガイドが「2メートル潜ってみて!」というので頑張って潜ってみると、なんと私達のずっと下の方を、Golden Rayというエイの大群が通過中でした。これはすごいものを見てしまった。
それから皆で一列になり、溶岩の天然水路に入ります。腹の50cm下にいるのはネムリブカの大群。いくらネムリブカが大人しいとはいえ、少しドキドキしました。
水路を抜けると、ペンギンです!
すぐにカメラを向け、無事撮影成功!
陸上ではよちよち歩きのペンギンですが、水中ではまるで弾丸。あっという間に視界から消えてしまいました。
アシカもやってきました。
私達の周りでくるくると泳いで、とても可愛いです。
ガイドの足元にペンギンがやってきました。
どうやらフィンが気になるようで、ガイドのフィンを突き始めました。
ペンギンのやる事は、本当に愛らしいです。
それにしても、これほどにも魚がいないのは、全くガラパゴスらしくありません。やはりエルニーニョのせいだと思います。今日は天気も良かったし、水温が上がり、魚は皆んな潜ってしまったのでしょう。
とはいえ、サメにもアシカにもペンギンにも会えて大満足。イサベラ島の海はすごいです。
夜はモヒートで乾杯
港に戻ると、先ほどのダイビングショップに人がいたので、明日の朝のためにフィンとシュノーケリングセットとウェットスーツをレンタルしました。
その後は、町を少しぶらぶら。
ダーウィン発見。
白髪と長い髭の姿で有名なダーウィンですが、ガラパゴスを訪れた時は、まだ26歳。イギリスの測量船に同乗し、5年かけてアメリカ大陸を巡っています。
ダーウィンが書いたビーグル号航海記には、アメリカ大陸の不思議な動物たち、出会った先住民、旅先で起きたさまざまな出来事が綴られています。
ダーウィンは、ガラパゴス諸島に35日間滞在しました。ダーウィンがガラパゴスを訪れたのは、人生でこの1度だけ。イギリスに帰国後、滞在中に見た物や聞いた話などを基に、最終的には進化論を導き出します。
イサベラ島は、サンタ・クルス島に比べてかなり田舎です。 めぼしいレストランも特にないので、結局ホテルで夕食にしました。
ガラパゴス旅行記
- ガラパゴス諸島の行き方|訪れた島々を紹介
- ガラパゴス観光方法|クルーズとアイランドホッピングのメリット・デメリット
- ガラパゴス旅行記①|クルーズ船でノースセイモア島に上陸
- ガラパゴス旅行記②|鳥たちの楽園!ヘノベサ島
- ガラパゴス旅行記③|バルトロメ島・サンティアゴ島でアシカと泳ぐ
- ガラパゴス旅行記④|サンタクルス島の絶景ビーチ
- ガラパゴス旅行記⑤|エクアドル最大都市グアヤキルを観光
- ガラパゴス旅行記⑥|エクアドルの首都キトの歴史地区を散策
- ガラパゴス旅行記⑦|イサベラ島でサメ、アシカ、ペンギンと泳ぐ
- ガラパゴス旅行記⑧|イサベラ島で日帰りツアー
- ガラパゴス旅行記⑨|イサベラ島のビーチと南十字星