シンガポールの大人気観光スポット「シンガポール動物園」「ナイトサファリ」「リバーサファリ」。3つの施設は隣同士ですが、1日に全て周るのは、時間的にも体力的にも結構厳しいです。
となると、どれに行くか迷いますよね。
結論から言うと、どれも魅力的な施設なので、あとは好みの問題です。ちなみに、個人的には動物園が1番好き。
- 観光時間と体力がたっぷりある
- とにかくたくさん動物を見たい
- 可愛い動物をじっくり眺めたい
- 爬虫類が大好き
- 短時間で気軽に観光したい
- カラフルな熱帯魚より巨大な古代魚を見てる方が面白い
- マナティに癒されたい
- パンダが好きでたまらない
- 夜の時間を有効活用したい
- 夜の雰囲気を楽しみたい
- トラ、ヒョウ、ハイエナが活発に動く姿を見てみたい
- 暗闇を飛び交うコウモリに囲まれたい
それぞれの特徴や所要時間、料金などを比較しながら、具体的に紹介していきます。
シンガポール動物園はこんなとこ!
シンガポール動物園の特徴は、
- めちゃくちゃ広いので時間がかかる
- 園内が綺麗で充実している
- 日本の動物園より、動物との距離が近い
- ショー以外は空いている
という感じ。
特徴的なのは、その展示方法。開放的な空間で暮らす、動物たちの生き生きとした姿を見ることができます。
Singapore Zoo Map - Singapore Zoo | Wildlife Reserves Singapore
最初に驚かされるのは、動物の近さ。
「梢の道」では、可愛いサルたちが放し飼いにされていて、案内板や木の上を好き勝手に行き来していました。
こんなに側で見ていいの?って思うほど近くから観察できます。というより観察されているのは私達の方かも。
私達の頭上を通過するオラウータン。ここのサルたちは本当に快適そう。
シンガポール動物園で1番面白い場所といえば、間違いなく「フラジャイル・フォレスト」でしょう。
ドームに入ると、放し飼いにされた小動物やカラフルな鳥たちを目の前で観察することができます。
足元にマメジカがいました!足細すぎてチワワみたい。おうちに連れて帰りたい。
可愛いナマケモノ。つぶらな瞳とスローな動きに癒されました!
シンガポール動物園は、熱帯気候だけあって爬虫類の展示が充実しています。世界最大の爬虫類コモドオオトカゲも見られますよ!
爬虫類館レプトピアには、大きな展示室と屋外トレイルが2つあります。
大蛇やオオトカゲ、色鮮やかなカメレオンやイグアナなど、珍しい爬虫類をたくさん見ることができました。
動物園は、ショーの演目も豊富です。
開始5分前には、立ち見スペースも人で溢れ返っていました。土日祝に良い席でショーを見たければ、早めに席取りした方がいいです。
リバーサファリはこんなとこ!
リバーサファリは、
- アマゾンの古代魚などを展示している
- パンダを日本の動物園より近くで観られる
- ボートに乗るアトラクションがある
- 小規模で空いている
という感じ。
特徴は、世界でも珍しい淡水の生き物に特化した動物園であること。
アマゾン川、ミシシッピ川、メコン川など世界の大河をテーマにしたエリアを巡りながら、各地に生息する古代魚や生き物たちを観察します。
動物園に比べて小規模で好みが分かれそうですが、個人的には結構好きです。
通路が全て屋根付きで、日差しや雨を防げるところもポイント高め。
Map - River Safari | Wildlife Reserves Singapore
ミシシッピー川で出会ったのは真っ白なアリゲーターガー。とても美しいです。
こちらはメコン川のエリア。壁一面の水槽を巨大な古代魚たちが悠々と泳ぐ様子は壮観。
リバーサファリの目玉はジャイアントパンダ。
ガラス越しでなく直接近くから見ることができます。人混みもそれほどではないので、ゆっくり観察できますよ。
ごろごろしながら笹を食べ続けるパンダに癒されました!
レッサーパンダもいますよ。
おすすめは、マナティの棲む巨大水槽。
悠々と泳ぐマナティたちの美しい姿はとても幻想的。
リバーサファリには、2つのボートライドがあります。
1つ目は「アマゾン・リバー・クエスト」。ボートに乗ってアマゾン川周辺に生息する動物を見る有料(5Sドル)のアトラクションです。
アトラクションの雰囲気自体は面白かったのですが、お金払ってリピートするかというとちょっと微妙。
2つ目は「リザーバー・クルーズ」。船に乗ってパーク周辺の湖をクルーズできます。こちらは無料。
動物を見ることはできませんが、美しいジャングルをのんびりと眺めながらクルーズするのが心地良かったです。
ナイトサファリはこんなとこ!
ナイトサファリは、
- 夜になってから開園する
- 夜行性の動物が活発
- トラムに乗って園内を巡る
- 混んでいる
といった感じ。
特徴は、暗い園内を巡りながら夜行性の動物たちを観察できること。夜のジャングルを進んでいくドキドキワクワク感はたまりませんよ!
トラムで巡るルートと徒歩で巡るルートがあり、それぞれ見られる動物が異なります。
徒歩のトレイルは全部で4つ。全て歩くと1時間近くかかります。
Map - Night Safari | Wildlife Reserves Singapore
ナイトサファリの一番人気はトラム。暗いジャングルの中を進む臨場感はたまりませんよ!
活発に動くライオンやアジアゾウ、トラなどを見ることができました。
園内を巡るもう一つの方法は、トレイルを自分で歩くこと。人が少なく暗いので、肝試し気分も味わえます!動物によってはトラムから見るよりも近くで観察できました。
おすすめはマングローブ・ウォーク。ドームの中に入れば、暗闇を飛び交うフルーツコウモリに会えますよ。
ワラビー・トレイルで出会った可愛いワラビー。ドームの中で放し飼いされているので、とても近くで見ることができました!
ナイトサファリはショーも面白いです。
エントランス前で行われるのは炎のショー「サムバーカー・ショー」。炎が吹き上げられる様子は大迫力!
シンガポールスリングを飲みながらショーを楽しみました。
レストランを比較
- 動物園: 1番充実している。朝食・ランチ向け
- リバーサファリ: 飲食店が少ない
- ナイトサファリ: ディナー向け
動物園の入り口前にはカフェ、ケンタッキー、フードコートがあり、入園しなくても利用できます。カフェは開園前から開いてました。
動物園のエントランス前のフードコート。シンガポール料理やファストフードがあります。
動物園内部のレストランでは、朝食の時間帯にオラウータンと写真を撮れるイベントも行われています。
リバーサファリには飲食店が2つしかありません。
入り口前にスターバックス、パンダのそばに中華のレストランが1つあるのみ。
ナイトサファリの入り口前には、ビュッフェ式のレストランや飲食店がいくつかあります。
どれも17:30から開くので、ナイトサファリで遊ぶ前に食事するにはちょうど良かったです。
所要時間を比較
動物園は4時間以上
シンガポール動物園はとても広く、全てを満喫しようとすると開園から閉園までかかってもおかしくないほどのボリューム。
少なくとも4時間以上を想定しておくといいと思います。想像以上の充実ぶりに、ついつい長居してしまいますよ!
【開園時間】8:30-18:00(最終入場 17:30)
リバーサファリは3時間
リバーサファリは何時に行っても基本的に空いてます。
規模が小さいので、3時間あれば余裕で回ることができます。ボートが空いていれば1時間半~2時間程度でも十分です。
開園時間 |
10:00-19:00(最終入場18:30) |
---|---|
アマゾン・リバー・クエスト | 11:00-18:00 |
リザーバー・クルーズ | 10:30-18:00 |
ナイトサファリは2〜5時間
ナイトサファリは夜からオープンします。日中は動物園やリバーサファリを楽しみ、夜からナイトサファリに移動する事も可能です。
ナイトサファリの所要時間は、混雑状況や何をするかによって大きく変わります。
トラムの乗車時間は45分、トレイルは全て歩くと1時間〜2時間、各ショーは10〜20分ほど。
ただしトラムやショーは混みやすく、待ち時間が発生します。全部見るなら、効率よくまわらないと開園から閉園までかかってしまいます。
開園時間 | 19:15-00:00(最終入場 23:15) |
---|---|
サムバーカーショー | 18:45、20:00、21:00 (金・土・祝前日は22:00もあり) |
クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイトショー | 19:15、20:30、21:30 (金・土・祝前日は22:30もあり) |
入場料を比較
それぞれのパークの入場料はこちら。ナイトサファリは高め、リバーサファリは安めです。
動物園 | リバーサファリ | ナイトサファリ |
---|---|---|
39ドル(約3200円) | 36ドル(約2900円) | 47ドル(約4000円) |
チケットは、公式サイトで事前購入すれば割引になります。他で買うより安いですし、チケットの種類も豊富です。
日本語で買うなら、楽天グループのVoyaginが便利。動物園とナイトサファリがセットになったチケットや、オランウータンと食事付きなど、様々なチケットを日本語で購入できます。
おわりに
シンガポールではここ最近、新しい観光名所が次々と出来て話題になっていますが、それでも3つのパークの面白さは群を抜いていると思います。
2020年には、ジュロンバードパークが3パークの隣に移転し、リニューアルオープンする予定です。
更に2023年には、熱帯雨林をテーマとしたパークと、リゾートホテルがオープン予定。ホテルはバンヤン・ツリー系列で、ツリーハウスのようなデザインの、素敵なホテルになりそうです。
5つのパークと1つのホテルが合わさった、大規模なテーマパークになりそうですね。今後が楽しみです!
シンガポール旅行記