アフリカでサファリをするなら、どんなホテルに泊まるのか気になりますよね。特に設備や衛生面など不安に思うこともあるはず。
実際にタンザニアで宿泊したロッジやホテルを紹介します。
- プールからサバンナを見下ろす!クブクブ・テンデット・ロッジ
- 絶景を一望!崖の上に立つンゴロンゴロ・セレナ・サファリ・ロッジ
- 大自然の中で眠る!チャカ・キャンプ
- まるで高原リゾート!キテラ・ロッジ
- サファリの拠点アルーシャのアフリカン・チューリップ
- まとめ
プールからサバンナを見下ろす!クブクブ・テンデット・ロッジ
セレンゲティ国立公園で宿泊したのはクブクブ・テンデット・ロッジ(Kubu Kubu Tented Lodge) 。2016年にオープンした新しいロッジです。
ロビーは吹き抜け。
ロビーを抜けると、バルコニー兼レストランになっています。
ここで食事をしながら、セロネラの素晴らしい景色が一望できました。
部屋は1棟ごとに分かれています。
部屋からの眺めも良い感じ。ベランダを座って双眼鏡を覗くと、シマウマやインパラ、バッファローが見えました。
ヌーの大群がセロネラにやって来る時期には、もの凄い光景が見られるのかもしれません。
洗面とトイレは部屋の中でしたが、シャワーは外についていました。
シャワーは部屋ごとに付いていますが、屋根はありません。背伸びをすると、少しだけサバンナが見えました。
ランチやディナーは、観光客が多い日はビュッフェ、少ない日はコースでした。
この日のランチはアイスクリーム付き。
セレンゲティは暑くて、プールが最高に気持ちよさそう。
残念ながら時間がなかったので、プールサイドから景色だけ堪能しました。
夜になると、ライオンから逃れるためにバッファローがロッジの周りにやって来るそう。
日暮れ以降は、夕食以外は出歩かないようにしました。ロッジからレストランに行く時は、必ずマサイの人が同行してくれました。
ここはセレンゲティ国立公園のど真ん中。夜は一晩中続くハイエナの笑い声を聞きながら、眠りにつきました。
朝食はビュッフェ。素晴らしい景色を目の前に、のんびりと朝を迎えられて最高に幸せ。
早朝、ロッジ周辺にライオンの群れがやって来たことがありました。その日に限って遅くまで寝てしまったのですが、運良く早起きした人は、部屋からライオンを見る事ができたそう。
トイレも洗面も清潔で、ホテルの人は感じ良く親切で、素晴らしいロッジでした。
絶景を一望!崖の上に立つンゴロンゴロ・セレナ・サファリ・ロッジ
ンゴロンゴロで泊まったのはンゴロンゴロ・セレナ・サファリ・ロッジ(Ngorongoro Serena Safari Lodge)。ンゴロンゴロ・クレーターを見下ろすように建つ大型ホテルです。
到着して驚いたのが、こんな大自然のど真ん中に、これほど大規模な宿泊施設があること。
フロントから渡り廊下を通って部屋まで行きます。天気が良ければ渡り廊下からンゴロンゴロ・クレーターが見えたはずですが、霧で何も見えませんでした。
ホテル自体は昔からあるそうですが、リノベーションされていて全く古さを感じさせません。部屋のデザインも落ち着いていて良い感じ。
晴れていれば部屋からンゴロンゴロ・クレーターの絶景が楽しめたはずですが、霧でも充分素敵でした。
ンゴロンゴロの朝と夜はかなり冷え込みます。共用スペースには暖炉もありました。
共用スペースのバー。
夕食前には、ここでマサイ族のショーが披露されました。
朝食やディナーはビュッフェ。ンゴロンゴロでは朝と夕方に霧が出やすいようで、残念ながらホテルにいる間はずっと霧でした。
大自然の中で眠る!チャカ・キャンプ
ンドゥトゥ地区で泊まったのはチャカ・キャンプ(Chaka Camp)。ヌーの大移動に合わせて移動するテント式の宿泊施設です。
しっかりとしたキャンバス地で、内部にはベッド、シャワー、水洗トイレもついています。
涼しい森の中で、まるでキャンプをしているような気分。
テントの前の椅子に座って、撮った写真を整理していたら、ヌーの群れがやってきました。車の中からではなく、目の前で直に動物を見るのは、この旅でこれが初めてです。
そのまま静かに座っていると、今度はインパラの群れがやって来て、静かに草を食べ始めました。
テントの前の木が折れているのは、数日前にここに象の群れがやってきて、木を倒してしまったからだとか。
日が暮れて来ました。夕日が最高に美しいです。
夜はンゴロンゴロより寒く、かなり冷え込みます。ベッドの中には湯たんぽが用意されていました。
テントの外からは、鳥の声、虫の声、そしてヌーの声が一晩中聞こえてきました。
翌朝、早起きするとロッジの人がコーヒーを淹れてくれました。
涼しい森の中で迎える、爽やかな朝。
この旅で1番質素な宿でしたが、1番面白い体験ができました。
まるで高原リゾート!キテラ・ロッジ
サファリを終えて、ンゴロンゴロの麓の町で泊まったのはキテラ・ロッジ(Kitela Lodge)。
旅の疲れを癒して、長い帰路に備えます。
客室は1棟ごとに分かれています。
街中なので、敷地内を歩いている時にライオンに遭遇する心配はありません。なのでマサイによる部屋への送り迎えもありません。
落ち着いたデザインのお部屋は居心地が良く、シャワールームはバスタブ付き。街中で治安が良くないのか、ロッジの入り口は厳重で、護衛中のシェパードが何匹もいました。
サファリの拠点アルーシャのアフリカン・チューリップ
アフリカに来た日に最初に泊まったのはアフリカン・チューリップ(African Tulip )。サファリの拠点となる街アルーシャにある小さなホテルです。
洗面所やトイレも、とても清潔。日本からの長旅を終えてここに辿り着いた時は、安堵感でいっぱいになりました。
ホテルの1階はレストランになっています。
到着初日は、キリマンジャロ・ビールで乾杯。
メニューも量も欧米人向け。ペンネとピザを一人前ずつ頼んだら、とんでもない量になってしまいました。
かなりのボリュームでしたが、安定感のある味に大満足。
朝食はコンチネンタル。ただし生ものはフルーツのみ。
まとめ
日本では、野生動物を観るためにアフリカ旅行、というのはあまり馴染みがないかもしれませんが、欧米ではそこそこ人気の旅行先です。
そのため自然保護区内は、旅行者向けのサービスや宿がそれなりに充実しています。
今回泊まったロッジやホテルは全て、トイレやシャワーが室内完備、トイレは水洗でした。
シャワーからはお湯がでて、中にはバスタブ付きお部屋もありました。洗面室にはバスタオルやフェイスタオルも用意されていて、普段利用するホテルと何ら変わらない造りでした。
テント式ロッジに関しては、バスルームやシャワーに関しては快適とは言い難いですが、掃除不足とで汚いとか衛生面に問題があるとかそういう感じではなく、大自然のど真ん中に作られた仮設施設なので、ホテルに比べて設備が劣るのは仕方ない、といったところ。
トイレがテント内にあって、水洗で臭わないだけでも凄いと思います。ただ、とても神経質な人にはちょっと厳しいかもしれません。
どこのロッジにもWi-Fiがありましたが、街から離れるほど絶望的に使えなくなりました。
たまにはネット社会から離れて、大自然のゆったりとした時間を楽しむのも悪くなかったです。
タンザニア旅行記