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トプカプ宮殿の行き方|入場料、所要時間、ハレムの歴史を徹底解説!

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イスタンブールには、モスクだけでなく美しい宮殿があるのをご存知でしょうか。旧市街にある「トプカプ宮殿」は、トルコで600年以上栄えたオスマン帝国の宮殿です。宮殿内では、ヨーロッパ中から集められた女性たちが暮らした「ハレム」や、当時の栄華を偲ばせる煌びやかな財宝を見ることができます。トプカプ宮殿の行き方、料金、営業時間、所要時間からトプカプ宮殿の歴史や見どころを徹底解説します。

 

トプカプ宮殿て何?

トプカプ宮殿は、オスマン帝国の皇帝が暮らしていた宮殿です。現在のトルコ共和国が誕生するまで、イスタンブールを支配していたのはオスマン帝国。ルネサンスや鎌倉時代から第一世界大戦まで続いた歴史の長い国です。現在のハンガリーやギリシャ、ウクライナ、エジプトまで支配する大帝国でした。

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アクセス

トプカプ宮殿があるのはイスタンブールの旧市街。観光名所が密集するエリアにあります。アヤソフィアからは歩いてすぐ、ブルーモスクからは歩いて10分ほど。トラムの最寄駅はT1の「Sultanahmet」駅か「Gülhane」駅。どちらからでも歩いて5分くらいです。

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入り口は、アヤソフィア側にある「帝王の門」です。帝王の門から「挨拶の門」の前まで歩いていくと、チケット売り場があります。

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帝王の門は、無料で通過できます。

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「帝王の門」をくぐり真っ直ぐ歩いていくと、「挨拶の門」が現れます。

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「挨拶の門」より先は有料。門の前のチケット売り場でチケットを購入します。

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入場料

入場料はこちら。ハレムは別料金になっています。ミュージアムパスを使って入場することもできます。

トプカプ宮殿 ハレム ミュージアムパス
60TL 35TL 185TL

〈※2019年6月時点 〉

ミュージアムパスは、トプカプ宮殿、ハレム、アヤソフィアなどの共通チケットです。トプカプ宮殿や、それ以外の博物館の窓口で購入できます。トプカプ宮殿、ハレム、アヤソフィアに加えあと1つ別の博物館に入れば元が取れます。

訪れた時はまだ125TLでした。少しずつ値上がりしているようです。

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有効期限は5日間。一度どこかのミュージアムで買ってしまえば、後はチケット購入の列に並ばずに入場できます。トプカプ宮殿のチケット売り場は混みやすいので、ミュージアムパスを利用するなら前日までに別のミュージアムで購入しておくと良いかもしれません。

※対象のミュージアム一覧

トプカプ宮殿、ハレム、アヤソフィア、考古学博物館、アギヤ・イリニ聖堂、トルコ・イスラム美術館、モザイク博物館、イスラム科学技術博物館、カーリエ博物館、ガラタメヴラーリ博物館、フェトヒイェ博物館、ルメリ・ヒサル博物館、ユルドゥズ宮殿 (※入場できるのは各1回ずつ)

オーディオガイドは必須

チケットを購入したら、「挨拶の門」から入場します。その際に簡単な手荷物検査がありました。

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門を通過すると、オーディオガイドの貸し出し所があります。

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トプカプ宮殿には、案内板や説明書きがほとんどありません。一体この部屋は何のために建てられたのか?ここで一体何が行われていたのか?それを知りたければオーディオガイドは必須。あるのとないのでは、面白さが全然違いますよ。

オーディオガイドを借りるには、パスポートなどの身分証をデポジットとして預ける必要があるので忘れずに!コピーは不可でした。

レンタル料: 30TL(ハレムの解説なしは20TL)

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営業時間・休館日

夏季

9:00~19:00(ハレムは18:30。チケット販売は18:00まで。)

冬季

9:00~17:00(ハレムは16:30。チケット販売は16:00まで。)

定休 火曜日

※夏季は4〜9月、冬季は10〜3月(2019年6月時点。最新情報は公式サイトで確認してください) 。

トプカプ宮殿はかなり混みます。時期によっては、チケットを買うだけで2時間待ちのような悲惨な混み方をします。できれば開館と同時に入れると良いです。朝は比較的空いてました。訪れたのは、9月の平日の朝9時半頃。チケット売り場はまだ全然並んでいません。

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昼過ぎ。チケット売り場から続く行列が、カフェの横まで伸びていました。8月に比べれば、これでもまだ良い方でしょう。

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トプカプ宮殿の見取り図

挨拶の門を抜けた先には、最大の見どころ「ハレム」の入り口があります。更に奥にある幸福の門を抜けると、宝物館や聖遺物館、レストランのある第四の庭へと続いています。

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特に混むのはハレムと宝物館。午前中の早い時間帯に、先にこの2つを見てしまうのがおすすめ。

“禁じられた場所” ハレム

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“禁じられた場所”の意味をもつハレム。ハーレムの語源にもなっています。ここには、皇帝に捧げられた大勢の女性たちが暮らしていました。彼女たちは、ヨーロッパ各地から連れてこられた奴隷でした。イスラムの法ではイスラム教徒を奴隷にすることができないため、皆キリスト教徒などの異教徒ばかりでした。

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オスマン帝国の皇帝は、誰とも結婚せずにハレムの女性たちと子供を作りました。皇帝が亡くなると、子供たちの中から次の皇帝が選ばれ、残りの子供は殺されてしまいます。ハレムの女性達は、奴隷という身分ながら、自分の子供が皇帝になればその母として政治を操ることも可能でした。ハレムでは、皇帝の愛を勝ち取り、自分の子を皇帝にするための血生臭い争いが絶えませんでした。

こちらが見取り図。観光客が訪れることができるのはピンク色の部分のみ。過去に起きた火災でかなりの損傷を受け、敷地のほとんどが修復中です。

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最初に訪れるのは、黒人宦官の部屋。エジプトから連れてこられた奴隷達の部屋です。去勢され、ハレムの女性たちの世話を任されていました。ハレムに入ることが許される男性は、皇帝、皇子、そして宦官だけだったそう。通路には暗くて小さい部屋が並んでいました。
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母后の部屋は、皇帝の母親が住んでいた部屋です。ハレムの女性には階級制度があり、1番権力を持っていたのが母后。奴隷であることには変わりありませんが、皇帝である息子の裏で、政治を操った母后もいました。ハレムでは、母后の座を巡る嫉妬や策略が尽きなかったようです。

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皇帝の間は、ハレムで最も大きく煌びやかな部屋です。皇帝は、ここで家族や女性たちと面会していました。さすが皇帝の部屋、とても豪華。

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ムラト三世の部屋は、トルコで最も有名な建築家ミマール・スィナンによって作られた部屋です。スィナンは元々キリスト教徒でしたが、徴兵され改宗し、オスマン軍として戦場で塀や橋の建造に携わりました。腕を見込まれたスィナンはオスマン帝国直属の建築家となり、数えきれないほどの作品をイスタンブールに残しています。

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皇子の部屋は、皇帝の息子達が幽閉されていた場所です。オスマン帝国では兄弟殺しが認められていて、次の皇帝が決まると、皇帝の他の子供たちは殺されてしまうのが常でした。時代が進むにつれ兄弟殺しは無くなりますが、代わりに皇子の部屋に幽閉されるようになりました。黄金の鳥籠とも呼ばれた狭い部屋での幽閉生活で、気が触れてしまう皇子も少なくなかったとか。

1番最後の区画には、広々とした中庭があります。その横にあるのは、皇帝のお気に入りの女性たちが暮らしていた寵姫たちの部屋です。

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煌びやかなのに、どこか薄暗く閉鎖的なハレム。身寄りもなく、外に出ることも許されず、一生ここで暮らしていくなんて、本当に息が詰まりそう。

ハレム以外の見どころ

トプカプ宮殿には、ハレム以外にも見どころがたくさんあります。順に紹介していきます。

第二の庭は、政治や公的行事が行われた場所です。中央にそびえ立つのは正義の塔。その下にあるのは会議の間です。大臣達によって会議が行われていた場所です。

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皇帝は会議に参加せず、部屋の奥にある窓から会議を聞いていたそう。オスマン帝国の皇帝は600年という歴史の中で、次第に部下や母親に政治を任せきりにしてしまいます。彼らは国外政策よりも内部の権力争いに気を取られていたため、それがオスマン帝国衰退の原因のひとつになったと考えられています。

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第三の庭に通じるのは幸福の門。これより先は、皇帝のプライベートな空間でした。

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幸福の門の真裏にあるのは、謁見の間。海外から来た大使などが、皇帝に謁見した場所です。

 

第三の庭の真ん中にあるのは図書館。王室の人のために、コーランや神学などの学術書が3000冊以上収められていたそう。比較的新しい建物だからか、明るくて繊細で色使いがおしゃれ。

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図書館の右側にあるのは宝物館。オスマン帝国の贅を尽くした装飾品や、エメラルドに彩られた美しい品々、そして86カラットの眩いダイヤモンドを見ることができます。 オスマン帝国は、歴史上侵略や略奪をほとんど受けることがなかったため、財宝のほとんどが今もイスタンブールの地に残っています。訪れた時は改装中で、中に入れず。悔しい思いをしました。

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かわりに2019年のトルコ至宝展で、宝の一部を見ることができましたよ。

宝物館の向かいにある聖遺物館は、オスマン帝国に伝わる聖遺物がある場所。展示されているのはセリム1世がメッカを征服した時に持ち帰った預言者ムハンマドの足型、モーゼの杖、聖ヨハネの腕など。本物なの?と疑いたくなるものばかりでしたが、中はすごい人混みで、まるで日曜日の美術館状態。展示物になかなか近づけません。内部は撮影禁止でした。

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第四の庭とそこに建てられたキョシュクは、皇帝やその家族にとって更にプライベートなエリア。キョシュクは、ペルシャやインドの庭園なんかで見られる小さな建物のことで、キオスクの語源なんだとか。

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第四の庭から見る景色がいい感じ。金角湾とボスポラス海峡がよく見えました。

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カフェ「コンヤル」

第四の庭の一番奥にあるのはトルコ料理レストラン「コンヤル(Konyali )」。

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結構人気のお店でお値段も高め。ガラス張りで室内なので、ここでランチにして涼もうとしたら、既に予約客で満席でした。

レストランの隣にはカフェテリア的なものもあります。こちらも味の割にはお値段高め。

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カフェテリアの席は残念ながら全て開放的な屋外ですが、景色はなかなか良い感じ。

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ボスポラス海峡を行き交う船を眺めながら、ジェラートを頂きました。観光中に、ひと息つくにはちょうど良いです。

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ギフトショップ

チケット売り場の横にはギフトショップがあります。

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ただ、いまいちこれといって欲しいものがありませんでした。トプカプ宮殿の素敵なデザインを使って、おしゃれなグッズなんていくらでも作れそうなのに。

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横にはちょっとしたカフェもありました。トルコの伝統菓子ロクムやコーヒーと一緒に休憩できます。
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所用時間は3時間程度

トプカプ宮殿はかなり広く、一回の訪問で全てを見るのは厳しいです。特にハレムは見どころが多く、オーディオガイドを聴きながら歩いていると、それだけで1時間くらいかかります。3時間くらい見ていると、人混みに疲れてきてしまいました。あまり無理せずに、観たいエリアから優先的に見ると良いと思います。